ＮY市場、23日、ダウは小幅安、ナスダックは小幅高、過去最高値更新、一方、クリミヤ沖で英駆逐艦をロシアが威嚇攻撃、ロシアは英大使を本国召還と英ＢＢＣ・ロシアテレビ（学校で教えてくれない経済学）

利益確定売りが出て23日、NYダウは33,874ドル、71ドル、0.21%下げた。S&P500、4,241，0.11%安、一方、ナスダックは14,271、0.13%小幅続伸、過去最高値を更新した。ビットコイン相場の落ち着きで同関連銘柄の電気自動車メーカー、テスラ、656.57ドル、5.27%高、動画配信サービスのスナップチャット、66.35ドル、5.43%高が相場をリードした。恐怖指数VIXは16，32、2.04%減、米10年債利回りは1.489%、1.13%増、NY外為市場ではドルが買われた。1ドル＝111.00円と続伸、1ユーロ＝132.35円、1英ポンド＝134.93円と円安が進んだ。米ＦOMC会合で2022年からの利上げ実施の必要性について、ブラド―連銀総裁などタカ派理事からの発言が相次ぎ、米FRB内部の乱れが指摘される。

パウエル米FRB議長の「米インフレ懸念はあたらない。5月の中古車相場が30%高など異常値がインフレ率に反映した一時的インフレ現象だ。一方、コロナウイルス感染拡大は沈静化しているが予断を許さない。米国経済は時間をかけながら労働市場回復が見込まれる。雇用情勢には黒人失業率が白人のそれを上回っている。バランスを欠く回復だ」と指摘した。米商務省は23日、米新築住宅販売高が予想外に減少したと発表した」と伝えた。

NY商品先物市場では原油（WTI)がバレル73.28ドル、0.59%続伸、米石油在庫減から受給ひっ迫が材料視された。北海ブレントも同75.33ドル、0.70%高と続伸した。NY金はオンス1，777.10ドルと前日比変わらずだった。ビットコインは3万3，134ドルと2.23%高と買い戻されたと23日、ロイタ―電子版は伝えた。

24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国駆艦が黒海、クリミヤ沖を航行中、ロシア空軍による威嚇攻撃を受けた。ロシアはロシア湾岸警備隊がNATO海軍に進路妨害を受けたと全面否定している。」と伝えた。ロシアテレビは「英国の軍艦がロシア領海を侵犯した。極めて遺憾である。ロシアはNATO海軍（英軍艦）を威嚇砲撃した。英軍艦は領海を離れた。ロシアは警告の意味を込めて英国大使を本国へ召還した。」と伝えた。ロシアテレビは「アジアでは領海侵犯が日常茶飯に行われている。」と解説していた。
ロシアテレビは「23日、ロシアで変異ウイルス感染の急拡大で感染者数が1万7,597人に達した。ルール違反が横行していることが原因だ。ロシア国内ではワクチン接種が思うように進んでいない。」と伝えた。英FT電子版は「①ロシアは英駆逐艦を攻撃した、②米国の出生率が今年、1973年以来最低を記録した。」と伝えた。

ドイツZDFは「ハンガリーオルバント政府はLGPT(性同一症候)同士の性行為禁止を発表した。ホンデアライアントＥU委員長は「愛したい人を愛することを禁止すことは絶対に許されないと強く抗議した。ドイツ対ハンガリー戦が予定されているミュンヘンで欧州サッカー選手権競技場はLPGTのシンボルである虹の垂れ幕、虹のイルミネーションでハンガリー政府への抗議の意思を表明した。」と伝えた。（了）