31日は米メモリアルデーでＮＹ市場はお休み、一方、全米で約600万人が飛行機を利用したがルール無視の客との機内トラブルは2,500件を超えた。米国では人口の半分がワクチン未接種とＷＰ紙

（学校で教えてくれない経済学）


米国では5月の最終月曜日、31日はメモリアルデー（戦没将兵記念日）でNY市場は休場。31日、ワシントンポスト（WP）電子版に掲載のTimothynBella記者の記事を仮訳した。

アメリカ人の半数以上がワクチン接種を済ませた。当局がワクチン接種者にマスクなしで空の旅を許可したこともあり大空へ向けてメモリアルデーを祝福した。パンデミック以降最大の200万人以上が空港の安全基準をクリアしたと米連邦航空安全局は発表した。今年最大の一日当たり約600万が飛行機を利用すると見られている。ＡAAトラベル社によればアメリカ人3,700万人が週末からメモリアルデーにかけて50マイル以上の空の旅に出かけた。アメリカ人は1年以上、どこにも行けずに過ごしたためrevenge travelとなった。

ＷPのデータによればアメリカの新型コロナ感染者数は1日当たり1,400件と最低を記録死者数も急減した。バーべキュー、海水浴、スポーツ観戦のために友達、家族と共にマスクなしで遠出を選んだ。DOC（米疾病予防センター）はワクチン接種条件にグループでの屋内、屋外での規制を緩和した。ＷP紙のデータではアメリカ人成人の半分はワクチン接種を終えていない。アンソニー・S・ファウチ、感染症専門家は「一部にCDCガイダンスミスリードが見られる。マスクを付けずにワクチン未接種者は自由に移動してはならない」と語った。Leana・S・Wen,ジョージタウン大客員教授はＷP紙コラムに「我々はまだパンデミック下で生活している。ワクチン未接種で子供たちと公の場へ出かけることは危険である状態は何も変わっていない。楽観が過ぎると取り返しがつかなくなる」と語った。PeteButtigieg米運輸長官は、30日、ABCニュース番組に出演し「前進はしているが、我々は森からまだ出ておらず、ノーマルな状態に戻っていない。安全基準は必ず順守しなければならない。注意深く楽観しなければならない（cautiously optimistic）。バス、電車、飛行機内ではマスク着用が必須だ。」と話した。

Barry Biffle,フロンティア航空CEOは「航空機の利用者数は3月からSlowly(緩やかに)
増加をはじめていたが、メモリアルデーでBig（巨大）化した。このままだと7月4日の米独立日にはcrazy(とんでもないことに)なるだろう。機内でのマスク着用のルールを無視しケースが一日だけで2,500件を超えた。」と航空業界の会合で話した。SteveDicksonFAA(米搭乗アテンダント協会)会長は「今回のようなルール無視はかって例がない。最前線で働くアテンダントに対する暴挙は全く許されない行為だ。彼らの安全と尊厳を奪うものだ。」と語った。サウスウエスト及びアメリカン航空は機内でのアルコールの販売を急遽禁止した。

月までの動きを受けて米ガソリン相場が平均でガロン3ドルを突破した。一年前の相場はガロン2ドルを割っていたとAAAトラベル社は伝えた。カリフオルニア、ネバダ、ワシントン等西部州に平均価格を上回った。イリノイ、ハワイ州ではガソリンの在庫がゼロのスタンドが出た。NY,ワシントン、シカゴではパレードが予定されている。」と伝えた。（了）