ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

週明け16日のNYダウは、アフガン情勢、デルタ株感染拡大、中国経済減速を横目に110ドル高、過去最高値を更新 、一方、NY原油は中国経済減速

2021-08-17 10:12:08 | 経済学
アフガン情勢の先行き不透明、7月の中国生産が前年同月比6.4%増と6月の同8.3%増から下落した、デルタ株感染拡大を材料に週明け16日のNYダウは先週末比300ドル近く値下がりしてスタートしたが根強い米企業業績に対する期待から値を戻し35,616ドル、110ドル高と過去最高値で取引を終えた。S&P500は4,479、11ポイント高のほぼ横ばい、ナスダックは14,793、29ポイント安といずれも様子見した。個別銘柄では保険会社のユナイテッドへルス、417.21ドル、1.84%高、1銘柄でダウを44ポイント押し上げた。ナスダックではテスラが686.17ドル、4.23%安、アリババ、182.71ドル、3.13%安で取引された。

恐怖指数VIXは16.06,4.08%増、米10年物国債利回りはリスク回避の債券買いで1.262%と2.72%下落した。NY外為市場ではドルが売られた。1ドル=109.24円、0.34%安、1ユーロ=128.64円、0.50%安、1英ポンド=151.17円、0.49%安と円高が進んだ。NY原油市場は中国経済の先行き懸念から原油輸入減見込みを材料にWTIがバレル67.17ドル、1.52%安、北海ブレント、同69.64ドル、1.35%安と売られた。NY金はオンス1,789.10ドル、0.60%高、ビットコインは4万5,796ドル、2.54%安で取引を終えたと16日、ロイター電は伝えた。

17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」はアフガンスタンでタリバンが首都カブールを占拠、アフガンの今後の展開が読めないと口を揃えて報道した。併せ自国民含め自国民を支援してくれたアフガニスタン人救出に全力を尽くしている点を強調した。フランスF2は「マクロン仏大統領のアフガン演説をお伝えします」と冒頭紹介した。「アフガニスタン情勢の変化は急激だった。カブール空港はコントロールされている。我々は数週間前から大使館員含め退避を始めていた。フランス人のために働いてくれていたアフガニスタン人を既に800人受け入れた。フランス政府は救済のために2機を派遣16日夜カブールに着いた。フランス政府はタリバンが今後アフガニスタンをどのような国家に作り上げていくのか見極め行動する。タリバンは中国、ロシアとの外交関係を維持してきた。一帯一路とアフガニスタンの資源を狙う中国が一番積極的だ。」と語った」と伝えた。

中国CCTVは「中国はアフガニスタンと協力関係を継続する。テロを抑えることが出来る開かれたイスラム政権への移行を望んでいる。タリバンとの意思疎通を図っている。一方、中国人、現地で働くアジア人の安全確保が大事だ」と伝えた。中国CCTVは「中国国家統計局は今年1~7月の中国経済動向を発表した。同期間の対前年同期比の生産は14.4%増加、この内ハイテク関連は21.3%増加した。ただ、投資額は1.3%増だった。失業率は5.2%、25~59歳の失業率は4.2%と低かった。」と伝えた。放送を聞いた感想は7月データに触れず1~7月累計で発表した。半導体不足、豪雨災害の影響は触れなかった。7月の小売り8.5%増と6月の12.1%増から減に触れなかった。中国の報道官は敢えて単月データを避け1~7月累計で発表した。NY市場は単月で捉え中国経済減速に敏感に反応した。興味深い。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする