ＮY株、米企業業績期待から小幅続伸、最高値更新、一方、デルタ株感染拡大でＩＥＡ（国際エネルギー機関）世界原油需要を小幅に下方修正（学校で教えてくれない経済学）

「13日、NY市場は米企業決算期待から小幅に続伸、ダウは35,500ドル、14ドル高、S&P500、4,460，13ポイント高、ナスダック、14,816、51ポイント高で取引を終えた。恐怖指数VIXは15.73,1.81%安、米10年債利回りは1.359%と変わらず。NY外為市場では1ドル＝110.41円、1ユーロ＝129.57円、1英ポンド＝152.44円で取引された。NY原油はWTIがバレル68.97ドル、北海ブレント、同71.20ドル、小幅安で取引された。IEA(国際エネルギー機関)はデルタ株感染拡大懸念から今年下半期の原油需要を530万バレル/日から同10万バレル下方修正した。NY金はオンス1，754.80ドル、前日比ほぼ変わらず、ビットコインは4万4,449ドル、2.44%安で取引された」とロイター電子版が伝えた。

「米軍3,500人を遅くとも14日までにアフガニスタン、カブール派遣する。米大使館勤務の650人の救出のためかなど理由は述べていない。タリバンは13日、新たに2州都を占拠し合計14の州を支配下に置き首都に進攻中。」と14日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]で米ABCは伝えた。米国の1日当りの新規感染者数（14日移動平均）は12万4,234人、2週間前比、86%増、死者数552人、75%増と13日、NYタイムズ電子版は伝えた。

14日朝放送の英BBCは「米国で新規のコロナ感染者数は1日当たり平均で11万3，000人ペースで増加している。感染者増加の特徴は宗教的理由と共和党支持者が多数を占める州に多く見られる。ワクチン接種率が最も低い南部のアーカンソー州35%、二番目に低いルイジアナ州37%に見られる。一方、米北部のバーモント州68%などワクチン接種率の高い州では感染者数は少ない傾向がある。英BBCの記者のインタビユーにルイジアナ州の住民は「接種しない。必要ないから。」「接種しない。信用できない。」と答えた。多くの住民はマスクを嫌がる。アーカンソー州は州法でマスク着用を禁止している。」と伝えた。

「カンボジアでは3回目のワクチン接種が始まった。カンボジアでは今年2月からワクチン接種を進めており、既に二回目のワクチン接種を終えているが中国製のワクチンを接種した。3回目のワクチンは英国、日本から供給されたアストラゼネカ製だ。カンボジアのワクチン接種率は50%と他のアジアに比べると高い。ベトナムは12%、タイは25%である。デルタ株ウイルスによる感染が急拡大している。」と英BBCは伝えた。シンガポールCNAは「ニュージーランド政府は13日、来年から外国人に対する入国制限を緩和する。18の国と地域に対して入国を禁止していた。経済的理由が大きい。」と伝えた。豪ABCは「東京オリンピックから帰国した豪代表選手は帰国後2週間隔離される。豪州ではワクチン接種一回目30%、二回目17%と接種率は他国と比べて低い。サウスオーストラリア州は州法でさらに追加2週間隔離を2日前に選手に通達、同州出身選手は途方に暮れている。」と伝えた。

13日、WSJ電子版は「13日発表の米国勢調査によると米国人口で白人以外が51.1%を占めた。ヒスパニック、アジア系増加が寄与した。来年の中間選挙に影響する」と伝えた。（了）