ＮY株、小幅に続伸、一方、米国政府、8月31日期限でアフガニスタンからの完全撤退明言、一方、インド太平洋関与強化をアジア訪問中のカマラ・ハリス副大統領強調（学校で教えてくれない経済学）

ジャクソンホール会合控えて様子見の中24日、NYダウは35,366ドル、30ドル、0.09%高、S&P500,4,486、6ポイント、ナスダック、15,019、77ポイント、0.52%高で取引を終えた。ハイテク株指標ナスダックは過去最高値を更新したと24日、ＷSJ紙電子版が伝えた。ＦT(フイナンシアルタイムズ）電子版はトップで「バイデン米大統領、8月31日期限で米軍のアフガニスタン撤退変更なし。G7会合でのジョンソン英首相の8月31日期限延長要請をバイデン米大統領は拒否した。」と伝えた。

25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「アフガン撤退の8月31日期限延長をバイデン米大統領、タリバンが共に拒否した」と伝えた。シンガポールCNAは「東南アジア訪問中のカマラ・ハリス米副大統領は「中国は国際裁判所の裁定を無視して公の海を占拠し地域の秩序を乱している。米国は一切容認できない。米国はアフガニスタンから8月31日期限で完全撤退する。米国はインド太平洋への関与を明言する」と述べてベトナムに向かった」と伝えた。

24日、NY市場で恐怖指数VIXは17.22、0.41%上昇、米10年債利回りは1.297%へ上昇した。「米国の新規のコロナ感染者数は15万６25人と29%増加、死者数1,057人、91%増加した」と24日NYタイムズ電子版が伝えた。米国での感染者拡大が継続する中で24日米労働省は8月14日締めの1週間の新規失業保険申請件数は34万8，000件と予想以下だった。年初から50%減少したと伝えた。24日のNY外為市場では1ドル＝109.68円、1ユーロ＝128.95円、1英ポンド＝150.58円で取引された。ロイター電は「米国はこの先引き締めに向かう。一方、欧州は緩和基調を維持する。その結果ユーロの対ドル相場の下落基調が続いている。NY原油市場はWTIがバレル67.61ドル、3.0%高、北海ブレント、同70.43ドル、共に3.0%値上りした。NY金はオンス1，805.20ドル、ほぼ変わらず、ビットコインは4万8，357ドル、2.34%下落とロイター電は伝えた。

25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「G7のリモート会議でジョンソン英首相はバイデン米大統領にアフガニスタン米軍撤退期限延長を求めたがバイデン大統領は拒否した。」と伝えた。シンガポールCNAは「東南アジア訪問中のカマラ・ハリス米副大統領は南シナ海を占拠しているとして中国を激しく非難、中国は即反論した。米国はアフガニスタンから8月31日期限で完全撤退する。インド太平洋に米国の関与を強化すると語りベトナムに向かった。」と伝えた。ロシアテレビは「ウクライナ独立30周年式典パレードでジェレンスキー大統領は演説したがロシアに関しては一言も触れなかった。」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領はロシア年金支給者全員に1万ルーブル（約1万7，000円）を支給する。」と伝えた。なぜ今支給なのか興味深い。米国はアフガン撤退を決めた。クリミヤ問題を抱えるウクライナにも全く関心を持たない。日本では24日から東京パラリンピックが始まった。コロナ感染拡大で無事閉幕を迎えることを祈るのみである。（了）