NY市場、週間ベースでは値下がり、デルタ株感染急拡大を警戒、ＮY原油、ＷＴＩ，1週間で9%急落、一方、アフガニスタン情勢は不透明、手探り状態が継続（学校で教えてくれない経済学）、

週末20日のＮY市場は値下がり銘柄を拾う動きからダウは35,120ドル、225ドル、0.65%高、Ｓ&P500、4,441，35ポイント、0.81%高、ナスダック、14,714，172ポイント、1.19%高で取引を終えた。週間ベースでは前週より値下がりした。①コロナ感染拡大、②中国経済減速で世界経済回復が遅れる。銀行、素材、エネルギーといった景気敏感株が値下がりした。米ＦＲＢが年末にかけて債券買い上げ数量を段階的に減らすことを決めたことも株価下落要因となった、」と20日、WSJ紙電子版が総括した。個別株ではマイクロソフト、304.36ドル、2.56%高、1銘柄でダウを49押し上げた。ホームデポ、329.24ドル、1.96%高、ダウを41押し上げた。ナスダックではアリババ、157.96ドル、1.61%安、続落した。中国全人代で20日、個人情報保護法が成立した。違反企業は最大で5,000万元（8億4，000万円）または前年度売り上げの5%以下の罰金が課される。巨大ＩＴ企業は影響を受ける。

恐怖指数VIXは18.56、14.35%低下、米10年債利回りは1.255%、1.05%上昇した。ＮＹ外為市場では1ドル＝109.80円、1ユーロ＝128.47円、1英ポンド＝149.58円で取引された。ＮY原油は7営業日続落、WTIがバレル61.86ドル、2.58%安、週間で9%安、北海ブレント、同64.97ドル、2.23%安、週間で8%安で取引を終えた「デルタ株急拡大で世界各地で外出制限措置が再開される。原油相場反発の材料を現段階で見つけることはむつかしいと専門家はみている」と20日、WSJ紙は書いた。NY金はオンス1，782.50ドル、変わらず、一方、ビット金は４万9,135ドル、5.07%高で取引を終えた。

20日、WP(ワシントンポスト)電子版は「アメリカのコロナ感染者数がコロナ発症の2020年2月以降、累計で3,741万802人、死者数は62万5，000人に達した。感染者数は年初から7月にかけて急激に減少していたが、デルタ株感染急拡大、ワクチン接種率の低い州で特に感染者が増加、直近1週間では感染者は14.9%増、死者、55.4%増、入院患者は9.8%増加した。CDC(疾病予防センター)は7月末に方針を180℃転換しマスク義務化を勧告した。米国では州ごとに感染防止策が異なる。ワクチン接種率は70%から40%以下と大きく異なる。政治的背景が指摘される」と伝えた。

21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは「メルケル独首相がプーチン大統領と20日会談した。メルケル首相は「欧米のアフガニスタン政策は成功したと言えない。ナワルイニ氏に対する強制は許されない」と語った。プーチン大統領は「アフガニスタンに無理な価値観を押し付けることはできない。宗教的事情もある。タリバンは安全を約束している。ロシアは外国人を隠れ蓑にした欧米のやり方は認められない。ナワルイニ氏は国の法を犯した。罰せられる。」と語った」と伝えた。カタールアルジャジーラは「一部に前政権との間で戦闘による死者が出ている。これはタリバンの組織による振る舞いではないとの見解を示した」と伝えた。香港TVBは「20日全人代が閉幕した。付属文書に盛り込まれることになっていた反外国制裁法の成立は今回は見送られた。」と伝えた。（了）