(学校で教えてくれない経済学)
「英トラス首相は、市場と与党内部の反発(backlash)を浴びた後、法人税凍結含む主要な減税政策目標(agenda)からUターン、クワーデング財務相を更迭、新たにハント前外相を任命した。」と14日、WSJ紙電子版がトップで伝えた。WSJ紙は「9月米小売り高が8月と変わらず、米輸入物価指数が1.2%減にとどまった。米10年債利回りが再び4%台へ上昇したあとNY株は下落に転じ、ダウ、S&P500、ナスダックとも下落した。」と伝えた。
15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「14日、英トラス首相の財務相解任発表の後の記者会見で「財務相を解任してあなたは何故辞めないのか。」と次々手を上げて追及する様子を伝えた。韓国KBSは「北朝鮮は14日、巡行ミサイルを2発日本海向けて撃ち込んだ。同時に軍用機を南北境界線20キロ手前まで飛行を繰り返した。同時に砲弾を80発韓国領海外だったが発射して威嚇した。いずれも南北軍事行動禁止地域であり南北軍事協定違反である。韓国政府は北朝鮮による一連の違反行為に関連した個人に制裁措置を発表した。」と伝えた。シンガポールCNAは「北朝鮮が14日ミサイル発射と砲弾発射訓練を実施した。共に2018年の南北で交わした平和協定違反である。」と伝えた。
14日、ロイター通信電子版は「財務省は9月の日本の外貨準備高は1兆2,380億ドルと8月から540億ドル減少した。1か月での減少額としては過去最大規模である。外貨準備高は2017年7月以来最も少なくなった。一方、9月の米国債を含む有価証券は1兆360億ドルから9,852.73億ドルへ508億ドル減少した。米国債を売って日本円を買ったためとみられる。」と伝えた。10月に入って以降、NY外為市場ではドル売り・円安介入への警戒感から1ドル=145円台で持ち合っていた。13日、G20財務相・中央銀行総裁会合に出席した黒田日銀総裁は「日本は利上げを必要としていない。」と発言した。米国は米FRBが11月、12月連続利上げ、来年も継続して利上げを見込んでいる。13日NY外為市場で一時1ドル=148.86円までドル高・円安が進んだ。」と伝えた。
財務省は「円安介入」、日銀は「利上げは必要としていない」と発言。同じ「チーム」内で「コーチ」同士が真逆の行動をしている。「監督」(首相)の顔が全く見えない。「介入」は日本と欧米が共同で進めてこそ成果が見込める。単独で戦って勝てる「戦争」などない。自国通貨が売られて喜ぶ国民はいない。日本はドルの稼ぎ頭だった製造業に往時の活力に陰りが見られる。9月の外貨準備高と財務省証券の減少は亡国に向かう予兆かもしれない。
13日、NY市場でダウは29,634 ドル、1.34%安、S&P500は3,583と86ポイント、2.37%安、ナスダックは10,321と327ポイント、3.08%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは32.02と0.25%増、米10年債券は4.025と1.79%上昇。NY外為場で1ドル=148.71 円、1.16%高、1ユーロ=144.58円、0.51%高、1英ポンド=166.20円と0.22%安。NY原油(WTI)はバレル85.67ドル、3.87%安、北海ブレントは91.74ドル、3.0%安。NY金はオンス1,649.00ドル、1.67%安、ビットコインはオンス1万9,205ドル、0.91%安で終えた。(了)
「英トラス首相は、市場と与党内部の反発(backlash)を浴びた後、法人税凍結含む主要な減税政策目標(agenda)からUターン、クワーデング財務相を更迭、新たにハント前外相を任命した。」と14日、WSJ紙電子版がトップで伝えた。WSJ紙は「9月米小売り高が8月と変わらず、米輸入物価指数が1.2%減にとどまった。米10年債利回りが再び4%台へ上昇したあとNY株は下落に転じ、ダウ、S&P500、ナスダックとも下落した。」と伝えた。
15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「14日、英トラス首相の財務相解任発表の後の記者会見で「財務相を解任してあなたは何故辞めないのか。」と次々手を上げて追及する様子を伝えた。韓国KBSは「北朝鮮は14日、巡行ミサイルを2発日本海向けて撃ち込んだ。同時に軍用機を南北境界線20キロ手前まで飛行を繰り返した。同時に砲弾を80発韓国領海外だったが発射して威嚇した。いずれも南北軍事行動禁止地域であり南北軍事協定違反である。韓国政府は北朝鮮による一連の違反行為に関連した個人に制裁措置を発表した。」と伝えた。シンガポールCNAは「北朝鮮が14日ミサイル発射と砲弾発射訓練を実施した。共に2018年の南北で交わした平和協定違反である。」と伝えた。
14日、ロイター通信電子版は「財務省は9月の日本の外貨準備高は1兆2,380億ドルと8月から540億ドル減少した。1か月での減少額としては過去最大規模である。外貨準備高は2017年7月以来最も少なくなった。一方、9月の米国債を含む有価証券は1兆360億ドルから9,852.73億ドルへ508億ドル減少した。米国債を売って日本円を買ったためとみられる。」と伝えた。10月に入って以降、NY外為市場ではドル売り・円安介入への警戒感から1ドル=145円台で持ち合っていた。13日、G20財務相・中央銀行総裁会合に出席した黒田日銀総裁は「日本は利上げを必要としていない。」と発言した。米国は米FRBが11月、12月連続利上げ、来年も継続して利上げを見込んでいる。13日NY外為市場で一時1ドル=148.86円までドル高・円安が進んだ。」と伝えた。
財務省は「円安介入」、日銀は「利上げは必要としていない」と発言。同じ「チーム」内で「コーチ」同士が真逆の行動をしている。「監督」(首相)の顔が全く見えない。「介入」は日本と欧米が共同で進めてこそ成果が見込める。単独で戦って勝てる「戦争」などない。自国通貨が売られて喜ぶ国民はいない。日本はドルの稼ぎ頭だった製造業に往時の活力に陰りが見られる。9月の外貨準備高と財務省証券の減少は亡国に向かう予兆かもしれない。
13日、NY市場でダウは29,634 ドル、1.34%安、S&P500は3,583と86ポイント、2.37%安、ナスダックは10,321と327ポイント、3.08%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは32.02と0.25%増、米10年債券は4.025と1.79%上昇。NY外為場で1ドル=148.71 円、1.16%高、1ユーロ=144.58円、0.51%高、1英ポンド=166.20円と0.22%安。NY原油(WTI)はバレル85.67ドル、3.87%安、北海ブレントは91.74ドル、3.0%安。NY金はオンス1,649.00ドル、1.67%安、ビットコインはオンス1万9,205ドル、0.91%安で終えた。(了)