輸入代金のドルを必死に集めた輸入業者が張本人だとブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)
「マイクロソフトの売り上げが過去5年で最低を記録、株価が7.7%下落した。グーグル傘下のアルファベットの株価が9.14%下落、メタの株価が5.59%下落した。ハイテク企業株価下落で26日、ダウはほぼ横ばい、ナスダックは2%下落した。②ロシアによる発電設備所攻撃にゼレンスキー、ウクライナ大統領は西側に防空システム供与を改めて要請した。③欧州のガス価格が予想以上の温暖な天候で在庫が増え、欧州の天然ガス価格は今年8月ピークから70%値下がりした。④カナダ中銀は26日、政策金利を0.5%引き上げ、利上げ幅を引き下げた。」と伝えた。26日、ブルームバーグ電子版は「カナダ中央銀行は26日、政策金利を0.5%引き上げ3.75%を決定した。カナダ中銀は7月に1.0%利上げ、8月に0.75%利上げしている。つれて米国の債券が買はれ利回りが低下した。」と伝えた。
26日、NY市場でダウは31,839ドル、2ドル、0.01%高、ほぼ横ばい、S&P500は3,830と28ポイント、0.74%安、ナスダックは10,970と228ポイント、2.04%安で取引を終えた。ダウではマイクロソフト株が231.32ドル、7.2%安、1銘柄でダウを127ポイント引き下げた。ボーイングが133.79ドルと8.77%安、1銘柄でダウを84ポイント引き下げた。恐怖指数VIXは27.28と4.15%低下した。米10年債利回りは4.011%へ2.41%低下した。NY外為市場では1ドル=146.37円、1.05%安、1ユーロ=147.57円、0.11%高、1英ポンド=170.16円、0.30%高で取引された。10年債券利回りが一時、3.994%迄低下、ドルが売られた。一方、スナク英政権が26日スタート、ロンドン金融市場が落ち着きを取り戻し、一時的に英ポンドが買い戻された。NY原油(WTI)はバレル88.13ドル、3.29%高、北海ブレントは同94.05ドル、2.50%高、NY金はオンス1,667.70ドル、0.58%高、ビットコインは2万731ドル、3.21%高で取引された。
26日、ブルームバーグ電子版は「ドル高・円安進行の背景には日米の大きな金利差は見過ごせない。米国は利上げ・日本はゼロ金利である。しかし、このところの急激なドル高・円安の張本人は輸入業者だ。日本は大量の天然ガスをエネルギー用に輸入している。年初来のドル高・円安進行で争ってドルを手に入れようとした。天然ガスだけでない。日本は食料、石炭、石油輸入を大量に輸入している。ヘッジファンドはリスクが大きいので様子見している。日本は特にエネルギーの99%を輸入しなければならない。日本にとってドルは欠かせない通貨である。ドル高・円安進行は収まらないと専門家は見ている。」と伝えた。
27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①スナク新政権は「適切な判断に時間が必要だ」として財政計画発表の時期を当初の10月末を11月17日まで延期する。②グラスゴーで開催されるCOP27を控えて国連グテーテル事務総長は「世界温暖化阻止は今世界が求められている最大の課題だと英BBCとのインタビューで語った。」と伝えた。シンガポールCNAは「アセアン外相会議を27日から開催する。ミヤンマーは参加しない。バイデン政権は中国の台湾政策を巡り韓国日本と協議を27日行う。」と伝えた。(了)