画・江嵜 健一郎
日本画教室が18日(土)あった。同じ図柄であるが白面に
代えて薄黄色の台紙に描いた。猪熊先生のご指導のポイントは
特に輪郭を丁寧に描きなさいということと輪郭に使う黒色は
絵の具より墨の方がいいと指導された。
たかが色紙。されど色紙である。塗り絵だと酷評されたこともある。
塗り絵は塗り絵の世界がある。色紙には色紙の世界があると以前から
思っている。どの世界でも同じで、言うは易し、行いは難しである。
やって見てはじめてそれぞれの世界の奥の深さを体感する。
台紙の色を変えるとまた違った味が出て来る。それも描いて見て
はじめて分る。台紙が白の場合は白を残し、影を付ける。台紙が
黄色の場合は黄色を残し影を付けると指導を受けた。
小鉢に入った黄金色の顔彩のニセ金を龍の玉と目に使った。
稲妻と龍の角の彩色は台紙の黄色をそのまま残した。龍の口に
今回少し紅を入れた。いろいろ試して見ると同じ絵柄でも
楽しめる。
絵を描いていると時間を忘れる。絵や音楽は左脳が担当していると
先日ヤフーのブログで知った。絵を描いていると楽しい。
左脳が喜んでいるらしい。脳が喜ぶと身体も喜ぶから健康に
いいのかもしれない。
来年の神戸市高齢者美術作品展の画題はまだ決まっていない。(了)