「米7~9月期GDP(改定値)は前期比5.2%増(速報値:4.9%増)と予想外に増加した。個人消費(改定値)は3.6%増(速報値:4.0%増)と予想外に低下した。コア価格指数は2.3%増(速報値:2.4%増)と下方修正した。」と29日、ロイター電子版は伝えた。ロイター電子版は「29日発表の7~9月期の米地区連銀経済報告書(ベイジュブック)によれば、米経済指標が鈍化した。内労働市場が鈍化。賃金の伸びが鈍化。消費者は価格により敏感になった。米FRB利上げ終了を正当化した。29日、NY市場で債券が値上り(利回りは低下)、ドルが売られた。2024年上半期での利下げ開始を織り込んだ。NY株は小幅値下がりした。高値圏は維持した。」と伝えた。29日、ブルームバーグ電子版は「①ボスティク、アトランタ連銀総裁は、インフレの下向き軌道は続く。経済は減速すると述べた。②高級物件保有のシグナが29日、破産申請した。ドイツ百貨店ガレリアが閉鎖に直面する。③米住宅ローン申請件数が4週連続で増加した。金利低下が支援。④習主席が29日、上海先物取引所を視察した。何立峰副首相などが帯同した。習主席の上海訪問は2020.11月来初。」と伝えた。
29日、NY市場でダウは35,430ドル、13ドル、0.04%高、S&P500は4,550と4ポイント、0.09%安、ナスダックは14,258と23ポイント、0.16%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは12.98と2.29%上昇。米10年債利回りは4.252%と1.88%低下した。NY外為市場では1ドル=147.06円、0.40%安、1ユーロ=161.31円、0.33%安、1英ポンド=186.64円、0.15% 安と対主要通貨で円高に進んだ。NY原油(WTI)はバレル77.72ドル、1.71%高、北海ブレント、同82.68ドル、0.01%高。NY金はオンス2,045.40ドル、0.265高。ビットコインは3万7,790ドル、0.07%安で取引された。
30日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①ハマスは人質少女2人、母親がイスラエルの空爆で死亡したと発表した。一方、WHOは100万人を超えるパレスチナ人が医薬品、燃料、医療施設不足で治療が受けられず感染症拡大の危機に晒されていると発表した。③英国で住宅価格高騰と家賃の値上がりに直面している。」と伝えた。シンガポールCNAは「①インドネシア連邦裁判所が大統領選挙出場資格年齢の40歳未満、州知事以下の自治体長も可能との判決を出した。ジョコ大統領長男出馬に可能性が出て来た。② アリババのマー氏が社内メモで変革を要請した。活動再開の思惑との見方がある。」と伝えた。韓国KBSは「①プサンの2030年万博招請がリヤドに大敗した。ユン大統領は国民に謝罪した。②北が南北軍事境界線に監視所建設に韓国側に対応する動きが出ている。」と伝えた。香港TVBは「王毅外相はドウテルテ国連事務総長と会談、中国としてパレスチナ、ハマス戦争終結に尽力すると述べた。」と伝えた。ドイツZDFは「①スタインマイヤー独大統領がカタール訪問、ドイツ人人質解放を要請した。②ステルトンブルグNATO事務総長はウクライナ支援を堅持すると外相会議で述べた。ウクライナ軍は東部戦線でロシア軍の猛攻で弾薬不足に直面している。」と伝えた。日本は何もせずただ待っているだけだ。(了)