(学校で教えてうれない経済学)
ボーイングが737Max9機の飛行中のドア脱落事故で株価が9%急落で週明け8日、NYダウは下げてはじまったが、AI人気のエヌビディア高がリードしたハイテク株高が支援して主要3指標揃って終値では値上がりして取引を終えた。インフレの鎮静化が底流で相場を支えている。サウジアラビアが原油需要減少見越して5日、値下げを発表した。NY原油(WTI)が3%以上下げた。9日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でカタール、アルジャジーラは「米ブリンケン国務長官がサウジアラビアを訪問、ハマス、イスラエル戦争で協議した。そのタイミングを合わせるようにイスラエル国防相は「ガザ攻撃を限定的に方針転換した。」と語った。イスラエルに対する国際的圧力が高まっている。」と伝えた。
8日、WSJ紙電子版は「 先週金曜日の5日、米上空飛行中のカナダ航空、ボーイング737MAX9機のドアプラグが吹き飛び、ぽっかり穴が開く事故が起こった。緊急着陸した。FAA(米連邦航空局)は直ちに飛行中の同一機種171機全てに緊急着陸を命じた。ボーイング社に新たな穴が開いた。長期的にはボーイング社の格下げはないとシティは発表した。一方、エヌビディア株は6.4%値上りした。AIによる業績拡大を見込む。米国による中国向け半導体規制下にあってアップルに影響は出ている.しかし、AIによるチャットGPT関連企業の将来性に対する期待は大きい。」と伝えた。
9日、朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でシンガポールCNAは「①中国最大のイベント春節中心の国内移動は1,000万をはるか超えると見られる。中国航空局は日本、韓国などへの国外旅行者の増加も見込んでいる。②中國国内のアイフオン需要拡大を見込んでいる。その代表はフアーウエイだ。23年第4Qの出荷は前年比6%増加した。一方、恒大産業は危機的状況にある。当社で成長期待のEV車の生産は23%減、株価は6%値下りした。」と伝えた。フランス2は「1600万がパリを訪れると期待がせいぜい1,100万止まりだと厳しい見通しに変わって来ている。「パリ訪問客増加を見越して部屋を改装したがキャンセルされた。」と話す。「オリンピック期間中は地元の客はパリから外に出る人が多いとあるパリのレストランのオーナーは話している。」と伝えた。スペインTVEは「ブラジルのルーラ大統領は分断されたブラジルの修復に苦慮しているが回復の兆候が出てきつつある。」と伝えた。
問題は日本である。今朝届いた友人メールに「お役人の車に同乗して能登被災地を視察した友達の電話によれば暗がりの中を外回りして「被害は大したことないので安心した」と話した。」とあった。隔靴掻痒という言葉がある。今日本をだめにした一つの原因に横着な人が増えた。横柄な人も増えた。説明上手な人が増えた。声を出さない。いい意味も悪い意味も含めて俗にいう怖いおっさんが身近に居なくなった。年寄りが自らの貴重な体験を活かして自信を持って若者にモノを言はなくなった。能登大地震は阪神淡路大震災、そのあとの東北大震災の教訓が果たしてどこまで生かされたのか。国のリーダーは精査して欲しい。(了)