米12月小売り高が前月比0.6%増加した。予想は0.4%増だった。自動車販売が増加した。年末商戦での値引きが寄与したと17日、ロイター電子版が伝えた。予想を上回る小売りの伸びをうけて1~3月の米利下げ期待が後退した。ドルが買われた。一時、1ドル＝148.52円までドル高・円安が進んだ。17日、ＮY株は3株価指数共に反落した。17日、ブルームバーグ電子版は「①17日、イランがイラクとパキスタンを空爆した。紛争が中東全体に拡大する可能性が出て来た。②OPECが年次レポートを発表、2025年の石油需要は強いと書いた。」と伝えた。
18日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「中国統計局は17日、2023年の中国GDP伸び率は前年比5.2%増と発表した。予測は5.0%増だった。一方、中国の2023年の人口は14億９０0万人、前年比902万人減少した。7年連続で人口が減少した。人口1,000人当たりの出生率は6.39,統計を取り始めて以降では最低となった。（同比率:日本は6.3、韓国：4.9)死亡数は1,110万人。）退職者人口は2035年までに4億人に達する。中国の人口減少は世界の政治経済い大きな影響をもたらすと見られる。」と伝えた。ドイツZDFは「①イスラエルとハマスの間で人質に医薬品を届けることで合意した。戦闘は継続している。②若者の喫煙数を減らす取り組みが進展して来ているが英国と比べれば進んでいない。ドイツでは9~17歳で電子タバコを吸った子供のかずは4人に1人いる。豪ABCは「2024年米大統領選挙、共和党予備選アイオワ州でトランプ氏が51%を占め圧勝した。ニューハンプシャーへ移動する。」と伝えた。
17日、ＮY市場でダウは37,266ドル、94ドル、0.25%安、S&Ｐ500は4,739と26ポイント、0.56%安、ナスダックは14,855と88ポイント、0.59%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは14.79と6.86%上昇。米10年債利回りは4.105% と1.05%上昇。NY外為市場では1ドル=148.13円、0.71%高、１ユーロ＝161.22円、0.75%高、1英ポンド=187.79円、1.00%高と対主要通貨で円安が進んだ。ＮＹ原油（WTI）はバレル72.78ドル、0.41% 高、北海ブレント、同78.10ドル、0.05%高。ＮY金はオンス2，010.60ドル、0.11%安。ビットコインは4万2,704ドル、0.20%安でそれぞれ取引された。
問題は日本である。日本経済の希望の星の一つのインバウンド需要は着実に拡大していると伝えられる。その一方で深刻な人手不足が伝えられる。2023年1~6月期の日本の新生児数は37.1万人、前年同期比：3.6%減。同期間の死亡数は79.7万人、同2.6%増だった（厚生労働省調べ）。中国の人口減を憂う余裕は日本にない。（了）
