ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

臨泣辺りが捻挫をした見たいで痛い:糸状灸で井穴刺絡

2024-01-15 12:55:48 | 診断即治療と虹彩学
ここが痛いです


土曜日に電話が入りました。
「捻挫をして足が痛いんっです」と言います。
捻挫ぐらいなら5分もあれば治せるだろうと思い来てもらった。

すると、上の写真のように指を差して、
「ここが痛いです」と言う。
鍼灸のツボで云う「臨泣」辺りです。
いや、「辺り」ではなく「臨泣」でした。

「これは軽い捻挫やな」と考えながら中足趾節関節を動かしてみたが、どうも捻挫ではないようだったので、
「ちょっと肋骨辺りを触らせてもらえる」と、左肋骨の外側を片手で押えながら、痛みのあるところを軽く押え、「痛い?」と聞くと、「あ、痛くないです」というので、スタッフに臨泣穴に糸状灸(糸くずみたいに細いお灸)をしてもらった。

そして、「どうですか?」と聞くと、
「さっきみたいに痛くはないけど、まだ少し痛いです」というので、井穴刺絡の手法で、再び第4趾の爪の外側(足の竅陰穴)へ糸状灸をしてもらったら、痛みが完全に取れた。

そういう痛みには、「井穴刺絡」を使うとスッと痛みが取れます。
井穴刺絡とは、横浜の内科開業医であった医学博士、浅見鉄男により確立された治療法で、井穴(手足の爪脇に存在する経穴・ツボ)を点状出血で刺激することによって、神経反射を誘発して治療する鍼治療の一種です。
 
10数年前までは時々使っていましたが、最近では殆ど使う事はありません。
理由は「寫法」になるので、臓腑を弱くしてしまうことがあるからです。
寫法というのは、速効性はありますが、弊害もあるのです。
それは、鍼灸の「補寫」のテクニックとしても使うことがありますが、私は殆ど使いません。理由は上記に同じです。

最近発売された「kindle本の筋腱鍼」には含められていませんが、「井穴刺絡」は「筋腱鍼」としても活用できます。
ただ、何度も言いますが、「寫法」を使うと臓腑が弱ってきます。
つまり、寫法は「エネルギーまで抜いてしまう手法」になるからです。

筋腱鍼については:中西奎介先生の『筋腱鍼は効く』を読まれてください。
筋腱鍼も「速効療法」としてかなり使える手法です。


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