(学校で教えてくれない経済学)
「米8月のCPI個人消費支出が前年同月比2.5%増、前月比0.4%増加した。前年同月比2.5%増は5か月連続で伸び率低下。3年半ぶりの低い伸び率。輸送費7.9%増、住居費5.2%増。一方、中古車10.4%減、ガソリン10.3%減。17、18日開催の米FOMCで0.25%利下げがほぼ確実となった。利下げは4年半ぶり。11日、NY株は下げて始まった。取引後半から反発に転じ主要3指標共値上がりした。」と11日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
11日、NY市場でダウは40,861ドル、124ドル、0.31%高。S&P500は5,554と58ポイント、1.07%高。ナスダックは17,395と369ポイント、2.175高で取引を終えた。個別銘柄ではマイクロソフトが425.04ドル、2.13%高、1銘柄でダウを57ポイント押し上げた。アメリカンエキスプレスが254.18ドル、3.57%高、57ポイント、ダウを押し上げた。エヌビディアが116.91ドル、8.15%高。ブロードコム、158.27ドル、6.79%高がハイテク株反発をリードしたとヤフーファイナンスが伝えた。恐怖指数VIXは 17.69と7.29%低下。米10年債利回りは3.661%と0.47%上昇。NY外為市場で1ドル=142.77円、0.20%高、1ユーロ=165.83 円、0.13%安、1英ポンド=185.71円、186.37円、0.36%安。NY原油(WTI)はバレル67.23ドル、2.25%高。北海ブレントは同70.58ドル、2.01%高。NY金はオンス2,541.30ドル、0.07%安。ビットコインは5万7,549ドル、0.17%安で取引された。
12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「10日夜、トランプ前米大統領、ハリス米副大統領の直接テレビ討論会がフィラデルフィアで開かれ外交、経済などで論戦が展開された。ハリス氏は討論開始の際、トランプ氏に歩み寄り握手を求めた。トランプ氏の表情がイライラする場面が目立った。一方、ハリス氏は時にトランプ氏をからかう表情も見られた。ハリス氏は人工妊娠中絶問題を取り上げた。トランプ氏は移民問題でハリス氏を攻撃した。どうしたことか、トランプ氏はテレビ討論のあと予告なしにプレス会場ににこやかな表情で現れた。「ハリス氏はもう一度テレビ討論をやりたいと言ってきたよ。負けたからだろう。検討する。」とトランプ氏はひとこと話して姿を消した。この日のテレビ討論を家で仲間と見ていたというある黒人は「とにかく経済だよ。俺はトランプに入れる。もう決めている。」と語った。」と伝えた。ドイツZDFは「10日、ドイツ連邦議会で移民・難民問題で野党CDU/CSU代表の「ショルツ氏の歩み寄りは演出だ。」の発言にショルツ氏が珍しく激怒する場面が見られた。8月2日行われたザクセン州、チュウリンゲン州でのAfD躍進でピリピリしている。」と伝えた。シンガポールCNAは「①米下院で10日、米国内の香港連絡事務所規制法案を提出した。中国外交部は即、国際法違反だと反対した。アメリカがなぜ気にするのか。香港経済事務所での情報漏洩で逮捕者が2名出た。イギリスでもドイツでの同種の事務所が増えていた。②スペインのサンチエス首相が習主席と会談、EUのEV規制に反対の意向を表明した。EU内部で意見がまとまっていない。欧州は豚肉を中国に輸出しており自国内で圧力を受けている。」と伝えた。連日残暑が収まらない。当たり前のことだが健康が全てだ。内外多事多難の世の中であるがなんとか乗り切りたい。(了)