①右の臀部が歩くと痛い(温まるとマシになる)
②右の鼠径部も痛い(温まるとマシになる)
③運動をしていると痛くない
④高齢の方です
と訴えて来た方がいました。
診ると右股関節の開きが良くありません。
そこでちょっと動診をして股関節をその場で調整しました。
使った鍼は1本で、時間も1分ぐらいです。
それから再び股関節の動きを診ましたら、ご本人が驚いた顔をして、
「あれ?痛みが出ませんね。ふ~~~ん!!!」と言っていました。
そこでちょっとだけ能書きを話しました。
このテクニックは、ずっと前に開発したテクニックで、必要な時に使っています。
刺鍼は簡単と言えば簡単な方法です。
見て、簡単と思われる方法を公開すると、「つまらない」と言われるかと思って黙っていたのです。(^o^)
このテクニックの解説は、経絡と解剖学で説明できますが、他のテクニックも含めなければ効果が少ないので、一言では説明できません。
つまり、他のテクニックも熟知していなければできないのです。
股関節の痛みの原因はさまざまですが、主な原因には以下のようなものがあります。
1. 変形性股関節症
- 加齢や関節の摩耗によって、軟骨がすり減り股関節が変形することで痛みが生じます。特に高齢者に多いです。
2. 関節炎
- リウマチ性関節炎や感染性関節炎など、関節に炎症が起こることで痛みが出ることがあります。
3. 股関節唇損傷
- 股関節の軟骨の一部である「関節唇」が損傷すると、動作時に痛みが生じます。スポーツなどの過度の負荷が原因で起こることがあります。
4. 腸腰筋の炎症
- 腸腰筋(骨盤から太ももにかけての筋肉)が炎症を起こすことで、股関節の前側や内側に痛みが現れることがあります。
5. 大腿骨頭壊死
- 血流不足により大腿骨頭が壊死し、痛みが生じます。ステロイドやアルコール摂取が関係している場合があります。
6. 梨状筋症候群
- 梨状筋というお尻の筋肉が坐骨神経を圧迫することで、股関節や脚に痛みが生じることがあります。
7. 外傷や筋肉の損傷
- スポーツや事故による筋肉、靭帯、腱の損傷が股関節痛の原因になることがあります。
8. 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰の椎間板ヘルニアが神経を圧迫し、股関節に放散する痛みが起こることがあります。
9. 骨盤や腰の異常
- 骨盤のゆがみや腰椎の異常が原因で股関節に負担がかかり、痛みが出ることもあります。
これらの原因によって痛みの強さや場所、症状の現れ方が異なります。
痛みが続く場合は、医師の診断を受けて適切な治療を行うことが重要です。
もちろん、当院でも治療できます。