半年ほど前にも足が細すぎる方の写真を揚げましたが、この方は
① 逆流性食道炎
② 過敏性腸症候群
③ 腰椎椎間板ヘルニア
で来られた方です。
主訴は、上記の病気でしたが、薬をいっぱい飲んでいました。
しかし、9/13より多くの薬をストップしてナウゼリンだけ飲んでいたそうです。
ナウゼリン:の効用
・弱っている胃腸の運動を調節する働きがあります。
・弱っている胃腸の運動を調節する働きがあります。
・吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振などの症状を改善するお薬です。
これまでも逆流性食道炎の方は何人も診てきましたので、診てきた方々の話をしながら、治療方針を伝えました。
そして治療にかかったのですが、先ずは「腰椎椎間板ヘルニア」の治療からしました。
ヘルニアは巨鍼を使うと早いのですが、この方はこれだけ痩せて体力もないようでしたので、巨鍼は使いませんでした。
何故かと言うと、逆流性食道炎は肝臓と関係が深いからです。
※ 現代医学の方々には「肝臓から治す」というのは違和感があるかも知れません
理由は、逆流性食道炎は一般的(現代医学的)には、以下のように考えられているからです。
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで食道の粘膜が炎症を起こす疾患です。
主な症状
- 胸焼け: 胸部に灼熱感や不快感を感じることが多いです。
- 逆流: 食べ物や酸が口に戻ることがあります。
- 呑酸: 酸っぱい液体が喉に戻ってくる感覚があります。
- 胸痛: 心臓の痛みと似た痛みを感じることもあります。
- 慢性的な咳: 特に横になると悪化することがあります。
- 声がれ: 胃酸が喉に達することで声がかれることがあります。
原因
- 食事や生活習慣: 油っこい食事、チョコレート、コーヒー、アルコール、喫煙などが原因となることがあります。
- 肥満: 腹部の圧力が増加し、胃酸の逆流を促進することがあります。
- ストレス: ストレスが胃酸の分泌を増加させることがあります。
- 妊娠: 妊娠中のホルモンの変化や子宮の圧迫が逆流を引き起こすことがあります。
治療法
- 生活習慣の改善: 食事の量を減らし、脂っこいものや刺激物を避ける。食後すぐに横にならない。
- 薬物療法: プロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2受容体拮抗薬などが処方されることがあります。
- 手術: 重度の場合、逆流を防ぐための手術(例: 噴門形成術)が行われることもあります。
予防
- 少量ずつ頻繁に食事をとる。
- 食事後にすぐ横にならない。
- アルコールやカフェインを控える。
- 喫煙を避ける。
当院での治療
基本的には七星経絡治療と脊柱鍼をメインにしました。
そして、腸を整えるために、第四生泉水穴にもお灸をしました。
問題は食事です。
逆流性食道炎になる人には共通する「食事の間違い」があるからです。
この方の予約が入ったときからスタッフに、「原因は〇〇ですよ」と話してありましたので、治療を始めたら、それをご本人の口から話してくれたのです。
だから、
「その症状は2~3週間では穏やかになります」と言うと、ビックリした顔で、
「えっ?・・・、2~3週間ですか?」と聞きなおしてきました。
まー、2~3週間で治ると言うのではなく、症状が穏やかになると言うことです。
詳細を書くと、すぐに真似てブログを書く人がいますし、「AI」が流行ってからはコピペのような文章を見ることもあるので、ここには書きません。
ほんとうに困っている方々には教えますが、ブログやSNSのネタとして使われたら、ほんとうに困っている患者さんが可哀そうですので、ご了承ください。
あははははは、「ケチ」ってか?
違いますよ、勉強の邪魔をしないようにしているのです。(^o^)