「①米新規失業保険申請件数が21.8件万件とエコノミスト予想の22.3万件を下回った。米GDP4~6月期(確定値)が前年同期比3.0%増加した。大方は下方修正を予想していた。②サウジアラビアが12月から減産枠停止を決めたとFT(フィナンシァルタイムズ)が伝えた。リビアでナジ・イッサ新大統領が26日就任した。原油増産を再開すると見られる。NY原油相場は4%以上急落した。③自民党総裁選で高市氏が選ばれれば利上げが抑えられるとの思惑が出ている。年内米追加利下げもドル高・円安と市場は予測している。27日発表の8月米個人消費支出(CPE)待ちの中NY株は0.4~0.6%上昇した。」と26日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
26日、NY市場でダウは42,175ドル、260ドル、0.62%高。S&P500は5,745と23ポイント、0.40%高、ナスダックは18,190と108ポイント、0.60%高で取引を終えた。恐怖指数(VIX)は15.37と0.26%低下。米10年債券利回りは3.802%と0.19%上昇。NY外為市場で1ドル=144.94円、1.24%高。1ユーロ=161.95円、1.19%高。1英ポンド=194.36円、1.19%高。NY原油(WTI)はバレル67.57ドル、5.53%安。北海ブレントは同70.89ドル、4.79%安。NY金はオンス2,695.00ドル、0.45%高。ビットコインは6万5,052ドル、2.99%高で取引された。
27日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「①中国政府は2024年GDP5%達成を目標に財政主出拡大含め新たな景気対策を発表した。習主席の呼び掛けに基づいている。不動産市況は支援9か月連続で低下している。2月に利下げを実施したが効果がでていないことを今回はじめて認めた。②FT紙は26日、サウジアラビアがバレル100ドル実現目標に生産枠を設けて来たが成果が出ないことから撤廃を決めた。米国の原油増産、中国原油需要減少が影響したと報道した。NY原油相場が大幅値下がりした。」と伝えた。韓国KBSは「①韓日共同開発事務次官協議を39年振りに再開、日本と経済関係強化を確認した。②中国がICBMを太平洋に発射した。中国政府は実験実施を米国に事前に伝えていたと米国防相が発表した。米中首脳会談を中国が有利に進める狙いとみられる。」と伝えた。上海東方衛視は「中国政府は26日、24項目に分け経済対策を発表した。多くは雇用拡大のためのガイドラインである。新たに1,300万人が労働市場に出る。零細企業への就職を支援する。」と伝えた。インドNDTVは「インド中国国境紛争解決で26日、中国と協議「緩衝地帯」を設けることで一致した。中国は5万人の軍を配備している。」と伝えた。
ドイツZDFは「①ドイツ経済見通しが2024年0.1%減、2025年0.8%減と低迷が続く。OECDも24年0.2%減、25年、0.6%減と発表した。背景はエネルギーコストの上昇と安値の中国製品と比べ競争できなくなって来たことだ。利下げだけでは役にたたない。②緑の党の混乱に加えAfDドイツのための選択肢大躍進で州議会での混乱が続き収拾がつかない事態に発展している。」と伝えた。日本では次期総理大臣が決まる。国民の関心は薄い。(了)