この「診断即治療」は、 「しちせいブログ」にも転載しています。
肩を上げると痛くて、それ以上は上げられなくなる
インピンジメント症候群とは、
肩を上げるとき、ある角度で痛みが出るが、それ以上は挙上できなくなる症状の総称です。
悪化するとこわばりや筋力低下なども伴い、夜間痛を訴えることもあります。
また、肩を挙上するとき、あるいは挙上した位置から下ろしてくるとき、強い痛みを感じることがあります。
これは、整形外科的には、肩峰がもともと下方に突出している場合や加齢変化として肩峰下に骨棘ができた場合のほか、投球動作など腕をよく使うスポーツ選手にも発症する、となっています。
しかし、発症したばかりなら、骨棘は疑いませんので、肩関節に関係する部位から治療していきます。
つまり、肩関節は触らなくても治るのです。
ヨーロッパにスポーツ留学をしている女の子からLINEが届いた。
内容は、LINEをそのまま転載します。
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こんばんは、ちょっとヘルプですっ
左肩のインピンジメントと診断され、左顎が超痛い
どうしたらいいでふかあああ
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う〜ん。
これは上部胸椎と頚椎から治さないと、治せませんよ。
肩関節は、上部胸椎と頚椎が整えば、勝手に治ります。
でも、自分ではできないと思う。
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ということは4月終わりまで耐えねばなりませぬね、、、ぴえん
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そうですか。
では何か考えます。
今ちょっと急ぐので、後でまた書きますね。
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ということで、治し方を、イラストを入れて説明しました。
- 顎関節は、骨盤の捻れから治します
- そして脊椎の歪みも治します
- 頚椎を整える為に踵骨の反応のあるところを解してもらいます
- 上部胸椎を整えるために、野球ボールを2個、ミカンネットに入れます
- その上に、上部胸椎の両側が当たるように寝ます
- そのまま体を上下させて上部胸椎を解します
肩関節や肩に関係する筋肉等は触る必要はありません。
ただし、痛みが酷い場合は、点温膏を貼ったり、ショウガシップをしたりします。
これが家庭療法のやり方です。
で、2~3日してから、「どうですか?」とLINEをしたら、
「だいぶ和らぎました」と返信が来ました。
で、
「名前も留学先も書きませんので、このLINEのやり取りをブログに載せてもいいですか?」
と送ったら、
「はい^_^」と返事が来ました。(^_^;)