ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

速効療法のセミナー:痛みと皮膚の炎症

2022-06-23 07:18:24 | 診断即治療と虹彩学


この皮膚炎の原因は何でしょうか



「最初に右肩甲骨の内側が痛くなり、転んだら左肩甲骨の内側まで痛くなった」
と訴える方が来られました。
上の写真を見ると、治療に慣れた人なら何が原因かわかると思いますし、
痛みが、右の肩甲骨⇨左の肩甲骨、と変化して来た事もわかると思います。

勿論、転んだのも原因の一つだと思いますが、それだけではないと思うのです。

例のごとく、脈診、脊椎診をして、そのまま治療にかかったのですが、前面の治療が済み、背部に移ろうと伏臥になってもらったら、写真のように皮膚炎が出ていました。
ま、この皮膚炎と関係する臓腑は「肝」なので、巨鍼で治療したのですが、これは巨鍼をすると、色は薄くなるのですが、巨鍼だけでは治まりません。

でも、肩甲骨の内側の痛みは治りましたよ。(^_^;)

東洋医学では病気の原因を「内因」「外因」「不内外因」に分けて、それぞれをさらに分析していく方法をとります。
内因とは、今でいう「精神からの疾患」、外因とは「外科的疾患」、不内外因とは、気候、環境、食物などが原因の疾患という診方をします。

そして、気候・環境の原因をさらに分類して、それらが体に与える影響を「邪」という呼び方をします。
① 風邪(ふうじゃ)
② 寒邪(かんじゃ)
③ 暑邪(しょじゃ)
④ 湿邪(しつじゃ)
⑤ 燥邪(そうじゃ)
⑥ 火邪(かじゃ)

面白いのが、「風邪」(ふうじゃ)というのは、症状が風邪(かぜ)に似ているというところで、肝と関係しているというところです。
なるほど、肝がやられると、「だるい」とか「微熱がある」ということからしても、「風邪」(かぜ)の症状にに似ています。

で、この方は、肩甲骨の内側の痛みが主訴でしたので、それ以上の事は言いませんでしたが、皮膚を触ると「熱っぽかった」ので、多分「だるさ」もあると思われた。
ただ、体格のいい方なので、「だるさ」はあまり感じてなかったかも知れません。

しかし、念のために食養生の説明をしておいた。
鍼灸師は食養生の事を話すと、どこかに行ってしまうので、ここでは書きませんが、何度も同じような症状が出る人は食事を見直したほうがいい場合がほとんどです。

鍼灸師だからといって、鍼灸だけで治すと考えるのは、患者さんが可哀そうです。
食養生は、鍼灸よりも経験がいります。
特に高齢になると、食養生をさせた方がいいのです。



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