鍼灸には、「易学系(古典系)」と「現代医学系(解剖学系)」があります。
近年は、多くの学校で「現代医学系」を取り入れて教えているようです。
というより、多分ですが「易学系」(古典系)も現代医学寄りに教えているように思われます。
そんなことは学校に聞けばいいのですが、聞いても全体的な方針の問題になるので、意味がないと思い聞いたことはありません。
ですから、今は解剖学を中心に話をしなければ通じないようになってきました。
だから、経絡の話も通じないかもしれません。
ま、鍼灸学校ですので、一応の経絡は学んでも、「応用」はできないのではないかと考えているのです。
しかし、鍼灸の面白さは「易」にあり、それをどのようにしたら変化させることが出来るかが大切ではないかと考えているのです。
基本的に陰陽が分からなければ、腕の内側と外側の違いも判らないのではないかと思うのです。
何故そんなことを言うのかというと、鍼灸の話をするには「表裏」「陰陽」「虚実」という言葉が絶対必要になるからです。
それが分からなければ、解剖学だけでは説明できませんし、鍼灸の妙技も出すことが出来ません。
そして、東洋医学は「環境」との関係も重視します。
つまり、常に自然界に住む人間として考えているのです。
そこには春夏秋冬があり、春夏秋冬と病気の関係も考慮されています。
現代医学も季節と病気の関係は考慮されていますが、治療法となると大きく違うと思います。
たとえば、陰(冷)には陽(温)をというのは鍼灸の基本的な考え方で、適格に使い方を分けるのが一般的です。
そして、これは七星論になるのですが、「モートン病」とか「へバーデン結節」の治し方などは、易で読み解いた典型的な治療法です。
あまり難しいことを言うと嫌われそうなので、ここらで止めておきます。
きょうも元気に頑張りましょう。\(^o^)/