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神戸須磨シーワールドへ行ってきました(スケッチ&コメント)

2024-08-20 20:10:05 | スケッチ


長女の招待で18日神戸須磨シーワールドを訪問、シャチのナイトショーを満喫した。
 
神戸須磨シーワールドは2024年6月1日、2023年5月に閉館した「スマスイ」こと神戸市立須磨水族園の跡地にオープンした。
 
須磨海岸に面している。JR須磨海浜公園駅から徒歩でゆっくり歩いて7~8分と近い。中でもオルカスタディアムでのシャチのショーを売り物にしている。イルカショーもシャチを見た後で見ることが出来る。水槽のシャチを眺めながら食事できるレストランがある。
 
この日はナイトショーの最後の日だった。午後6時開門、最寄り駅で5時40分娘と待ち併せ余裕で会場に入った。入口左手には神戸須磨シーワールドホテルが隣接している。ここで泊まると館内出入り自由で何回でもショーも楽しめると売り込んでいる。
 
入り口で使い捨ての水しぶき防護着を各人に配っていた。シャチがジャンプした時に水しぶきがかかる。それを防ぐためだ。あとで分かったがシャチが尾びれを扇のように広げて水面を目いっぱい二度三度叩く。水しぶきを飛ばすことをむしろ「売り」にしていることが分かった。
 
シャチが天井にぶら下げられたボール目がめがけてジャンプすのは当然見せ場となるが水槽の左端から右へと水槽に沿って扇の的一杯に広げて水を叩いてしぶきを観客にぶつける。水しぶきが7段目の我々の席まで飛んできた。会場はやんややんやの喝采で盛り上がった。
 
ショーは午後7時にはじまる。開門から小1時間ある。前列から7番目のところに席をとった。足元の水槽を通しての遠景は一幅の絵の如く借景となる。
 
この日の日没は18時44分。入門のあとまだ明るく東方はるか南に和泉山脈がぼんやり見えた。神戸空港が近い。航空機が結構往来する。明石海峡に通じる交通の要所である。漁船も通る。クルージング船も通る。西方に目を転じると淡路島が見える。明石の街の対岸の福良あたりだろうか。会場からは明石海峡大橋は入り込んでおり見えなかった。
 
時間の経過と共に観客が増えて来る。立ち見入れて2,600人入ると会場で配られたチラシに出ていた。いつもの流儀で手前からスケッチを描き始める。
 
水槽にはシャチは2頭。二匹というのかもしれない。7時からの自らの出番を頭にいれているかのように水槽沿いに自分の姿を見せるよう教えられているのだろうか、ゆったりと遊泳を繰り返して出番に備える間がなかなか味があった。
 
シャチは賢い動物ですと場内アナウンスの声が聞こえた。ショー開始5分前になった。左隅のビルからばらばらッと5~6人が飛び出して来た。俄然雰囲気があわただしくなってきた。
 
この日の月の出は6時06分と日没より早い。プレーボールの午後7時には月はかなり上まで昇っていた。あとで調べたら月齢13.7と分かった。周りはすっかり暗くなった。淡路島の街の灯りがはっきり見えた。
 
ショーは約20分だった。先に触れた水しぶきは見せ場だがひと飛びごとに餌箱から大きな魚を口に放り込んで行く細かい動きがよく見えた。一仕事ごとに肌をなぜてやる。口づけまでしているのが見えた。
 
一呼吸おいてシャチの鼻先に乗ってジャンプする。シャチの頭に馬乗りになって水しぶきをけたてて突進するシヨーである。シャチは二頭とも女の子だそうだ。演技する人も女性だった。相性がいいのだろうか。誠に興味深い。
 
一つ一つの見せ場の間の取り方にも感心した。シヨーだから客を飽かせないことが基本である。それでいてシャチ自身のタイミングもある。競馬で言えば「騎手」であるが、彼女たちの見事な「手綱」さばきを堪能した。
 
シャチのショーのあとはイルカのシヨーと続く。イルカは失礼してアクアコーナーに直接向かった。七色に光る珍種のカブトクラゲはじめクラゲコーナーは大小取り混ぜて種類も豊富で楽しかった。熱帯魚も種類が多い。マゼランペンギン、アザラシ、ペンギンなども楽しんだ。
 
魚に直接触れるコーなーもあった。子供は楽しいだろうが魚の身になればどうかなと余計な心配までしてしまう。帰路、軽食喫茶に立ち寄り小一時間娘と談笑ができ感謝している。
 
こちら神戸も19日に一雨降り、気持ち涼しくなった。しかし、今年ほど暑さがこたえる夏もめずらしい。十分睡眠と水分をとりまずは足元の猛暑を乗り切りたい。(了)

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