あったかト―ク&コンサ―ト
江嵜企画代表・Ken
2月4日、男女共同参画フエスティバル、「あったかト―ク&コンサートの会」、第1部
講演会のあと15分の休憩、第2部のコンサートは、午後2時半から始まった。
演奏の最初は、「また君に恋している」(二胡とピアノ)である。ピアノ演奏は、ピア
ニスト、梅村知加さんの演奏、彼女は、猪熊佳子日本画教室の仲間の一人、Uさんの
娘さんの梅村知加さんである。二胡は中国から来日した沈佳さんの演奏で、演奏も
さることながら、演奏の合間のユーモアたっぷりの彼の語りが会場の雰囲気を大いに
和ませてくれた。
この日は、男女共同参画フエスティバルである。中国では、ご存知一人っ子政策が
取られ、特に農村部では働き手として男子は大事にされる。しかし、法律では男女
平等が厳格に謳われていると話していた。沈さんはなんと日本の大学で法学部に
在籍、民法を専攻したと聞いて、本当にビックリした。両刀使いとは沈さんの
ような優れ者の人物のことを言うのだろう。
正式の装束を身にまといステ―ジに入って来た笙の演奏者、伊藤えりさんをいれて
即興で会場の様子をスケッチした。二胡にピアノ伴奏もいいが、それに笙が加わると
なんともいえない優雅な雰囲気が醸し出され、強く印象に残った。
10曲目となった「ラストエンペラー」で、二胡、ピアノ、笙の三重奏で文字通り
ラストを締めた。お決まりのアンコールを催促する拍手で、まず「草競馬」、次に
テレサ・テンの「夜来香」で最高潮に達した。会場そこここから♪イ・エ・ラ・
イ・シャン♪とハミングする声が聞こえて来た。演奏者と聴衆が一体になっている
姿を実感した。
会場最寄駅、JR学研都市線「河内磐船」駅で快速電車に乗り、帰路に着いた。
「河内」は昔、海だった。「河内磐船」は昔、船着き場だったことを教えており
誠に興味深い。
第1部で行われた摂南大学、荻田喜与一教授による「認知症の治療と予防」と題する
お話は、身に覚えのある聴衆を爆笑の渦に巻き込んだ優れ物の講演会だった。素晴ら
しい機会をいただいた日本画教室の仲間、Uさんにひたすら感謝である。(了)