こうするとここが痛いんです
この方ではありませんが、似たような症状の方が来られました。
写真のように腕を挙げると肩関節前面が痛いと言うのです。
五十肩などではなく筋腱の引きつりです。
アレルギーを治療する時には、このような症状を訴える方もいます。
普通に考えると、「アレルギーとは関係ないのでは?」と考えてしまいます。
ところが、アレルギーの治療をしていると、筋腱の引きつりを訴える方も少なくありません。
それは、アレルギーが内臓と深く関わっているという証明になります。
ですから、アレルギーの治療をするには、このようなことも考えなくてはならないようです。
いや、考えなくてはなりません。
何故、肩関節とアレルギーが関係あるかというと、肩関節には肺経、心包経、心経、大腸経、三焦経、小腸経の経絡が流れています。
と言うことは、それらの臓腑に異変があると肩関節にも異変が出てくるわけです。
肩関節の臨床では、それらのことも考えながら治療していきます。
先日来られた方も、
「腕を挙げると肩が痛い」と話していたので、脈を診てから、前腕に3か所、切皮鍼をして、
「はい。腕を挙げてみてください」と言うと、
「えっ?」という顔をしながら腕を挙げ、笑っていました。(^o^)
スタッフも、治療が済んでから、
「あれは何でしたか?」と聞いていました。
「経絡調整ですよ」と答えましたが、実は経絡は使わなくても調整はできたのです。
アレルギーのある方は、腰、肩、首、手首、足首に異変が出る場合あります。
そんな時は、「どの臓腑と関係しているのか」と考えながら治療すると、筋骨の調整と同時にアレルギーの治療もできるのです。
そのような話とアレルギーの話を交えながら、今度の日曜日に臨床実践塾として、「Zoom」で解説しようかと考えています。
Zoomですので、無料で誰でも観ることが出来ます。
土曜日までには、ZoomチャンネルURLをこのブログに掲載しますので、興味のある方はご覧ください。
鍼灸師の先生方は絶対観ていたほうがいいですよ。(^o^)