故人となった安部元首相にお悔やみ申し上げます。
けれども安部元首相は、有力な現職の国会議員でしたから、私人ではなく公人です。
亡くなったからといって、生前の行為についての検証を怠ることをしてはいけません。
安倍元首相は、統一教会(世界平和統一家庭連合 別名・勝共連合)と関係があったことは、かなり前から知られていました。
ユーチューブなどで統一教会で挨拶する様子が幾度も流されてもいましたから、多くの方がご存じでしょう。
その内容や回数を見ると、相当に深い関係があったことが推察されます。
昨年も
「日本国前総理大臣の安倍晋三です。UPFの主催のもと希望前進大会で演説する機会を頂いたことを光栄に思います。・・・・ハン・ハクチャ総裁(注)はじめ皆様に敬意を表します」と挨拶していますが、
安倍晋三個人としてではなく、前内閣総理大臣の安倍晋三として挨拶していますから、その入れ込みようが分かります。
統一教会とは、結婚相手を教祖が決める集団結婚(結婚式当日まで相手が分からない)で有名になりましたが、いわゆる新興宗教の特徴で、膨大な資金を集めていたことでもよく知られています。
そのような宗教(本部は韓国で教祖も韓国人)と内閣総理大臣(現職時から)が密接な関係をもつことには問題はないのでしょうか。
憲法の定める正教分離の原則にかなうのでしょうか。
今回の事件との関係があるか否かはわかりませんが、きちんと検証しなければならないことは確かだと思います。
(注)以下はウィキペディアからの抜粋です。
韓 鶴子(ハン・ハクチャ、朝鮮語: 한 학자、1943年2月10日(陰暦1月6日) - )は、世界平和統一家庭連合(旧・世界基督教統一神霊協会。通称: 統一教会、統一協会)の教祖・文鮮明の三番目の妻。世界平和統一家庭連合の総裁[1]。関連団体である世界平和女性連合、天宙平和連合の総裁。
金聖道率いる朝鮮独自のキリスト教の一派、聖主教の信者であった母の洪順愛(ホン・スネ)が宗教活動に熱中していたため、祖母に育てられたという。やがて順愛は文鮮明を「再臨のメシア」と信じる世界平和統一家庭連合の熱心な信者となり、その影響により世界平和統一家庭連合の教えに触れた。17歳のとき、当時40歳であった文鮮明の伴侶として選ばれた。
結婚当時、文鮮明は伴侶が誰か分からない中、天の命によって結婚の準備をしていたが、多くの世界平和統一連合の信徒達の夢に、韓鶴子が配偶者であると明らかにされ、1960年3月27日(陰暦3月1日)に約婚して、4月11日に結婚した。[2]
統一教会においては歴史上初めて完成した女性として全人類の「真の母」と意義付けされ、教団内では「真のお母様」と呼ばれる。「真の父」であるとされる夫の文鮮明とともに呼ぶときは“真の(御)父母様”(正式には“天地人真の父母様”)と呼ばれる[3]。
文鮮明との間に14人の子供(4人は既に他界)と多くの孫を持つ。
1990年頃までは文鮮明と同行して活動することが多かったが、1991年の「世界平和アジア婦人連合」(後の「世界平和女性連合」)創設以降、世界各地を講演で訪問するようになった。また、日本に入国できない夫の代わりに度々来日している。
武田康弘