思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

統一教会の合同結婚式の模様。 統一教会への寄付金、最大国は日本。

2022-07-17 | 社会批評

統一教会3万人「合同結婚式」に潜入したら…山上徹也の母親が1億円を寄付した教団の「内部マニュアル」「参加者への注意事項」【写真多数】元記事はクリックで出ます。

7/17(日) 6:03配信 を以下にシェアします(改行と太字は武田による)。

 

「日本での献金が半分以上を占める」

(c) 現代ビジネス

 安倍晋三元首相が近鉄西大寺駅前で銃撃され、死亡してから1週間が経つ。山上徹也容疑者は、犯行に及んだ動機について、奈良県警の調べでこう語っているという。
 
 「母親が統一教会に入り、何千万円も寄付をしたため、家庭が崩壊した。統一教会のイベントにビデオメッセージを送るなど、親密な関係にある安倍元首相を殺害することで、これまでの恨みを晴らそうと思った
 

 山上容疑者の母親から旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)へは、総額1億円にも及ぶ寄付がなされていたことが明らかになっている。  山上容疑者の親族は「現代ビジネス」にこう証言した。  「統一教会に母親が入れ込み、1億円近い寄付をしておかしくなった。母親は山上容疑者を残し、統一教会の本部がある韓国・清平まで修行に行くほどでした。山上容疑者の父親は自殺していますが、統一教会の勧めなのか、死後の夫と結婚する儀式にも多額の費用を払って参加している」  全国霊感商法対策弁護士連絡会の加納雄二弁護士が語る。  「以前から、統一教会の収入源のうち、日本での献金が半分以上を占めると言われています。なかでも、大きな資金源の一つが合同結婚式です。面識がない男女がいきなり『神の祝福』と称して結婚させられる。その費用は一人140万円、カップルなら280万円と聞いています。そこに日本人が100人、200人と参加するのです。最終的に、不当な結婚だったと日本でも婚姻無効の裁判が多数起こされています」  1992年の合同結婚式には、歌手の桜田淳子さん、新体操の山崎浩子さんら日本の著名人も参加して、メディアには大きく取り上げられた。全国的な霊感商法など、統一教会の反社会性がクローズアップされた結果、桜田さんは芸能界から姿を消した。  

 今年も4月22日韓国・京畿道で合同結婚式(祝福結婚式)が開催されたが、ここ数年は新型コロナウイルス感染拡大のため、規模は比較的小さい。  
 コロナ禍の直前の2020年2月7日、直近では最後になった大規模結婚式が開催されている。「現代ビジネス」は、かつて統一教会の聖地とされる韓国のソウルの北にある清平で行われたこの合同結婚式を取材している。参加者から、写真や動画、162ページからなる合同結婚式のマニュアルを入手した。  
 「2020天地人真の父母孝情天宙祝福式」と銘打たれた合同結婚式は、清平の統一教会のアリーナ「清心平和ワールドセンター」で開催された。  

 ソウル市内のホテルで開催された前夜祭には、日本から元衆議院議員の武山百合子氏が駆けつけ、挨拶している。


所狭しと埋め尽くされる駐車場

 当日の会場には、韓国だけではなく、日本やアメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界各地から参加者が集まり、公称3万人という大観衆の中、合同結婚式は開催された。参加者多数のため、結婚式は午前と午後の2度に分けて行われた。  

 幹線道路には、合同結婚式を歓迎する看板が立てられており、アリーナの駐車場には新郎新婦やその家族を乗せたバスで、所狭しと埋め尽くされている。駐車場に入れないバスや車は路上にまであふれるほどだった。  
 周辺には屋台まで出され、会場には早朝からウエディングドレスに身を包んだ新婦が新郎に手を取られ次々とやってきた。  午前9時、アナウンスがあり合同結婚式がスタートした。挨拶の後、場内が一瞬静寂に包まれた。統一教会の韓鶴子総裁が紹介されたのだ。
 大きな拍手が沸き上がり、オーケストラの演奏や、華麗なダンスなどが披露された。新郎・新婦は音楽にあわせてダンスを踊り、永遠の愛を誓う。  これまでの合同結婚式のメインイベントは、韓総裁が新郎・新婦に聖水をかける「聖水儀式」とされていた。しかし、この2020年の合同結婚式では、韓総裁がクラシック音楽が流れる中、新郎新婦にプレゼントを渡す「天宝函授与式」に変更されており、そこから指輪の交換がなされた。  
 韓総裁から祝辞が述べられると、返礼として新郎新婦から、韓総裁に花束が贈られる。そして「敬拝」と韓国語でアナウンスされたところで、参加者全員が深々と韓総裁に向かって、頭を下げた。  
 新郎・新婦も、列席している参加者も、一糸乱れぬおじぎで、拍手もぴたりとタイミングが合っている。最後は「マンセー」とバンザイで締めくくられていた。  
 日本からの参加者の一人はこう語っている。  「神様から選ばれ、祝福されてうれしいです。費用はかなりかかりましたが、お金の問題ではありません。とても名誉なことです」  

 統一教会での「結婚」はどのような流れで行われるのか。「現代ビジネス」は、10年ほど前に作成された統一教会の合同結婚式「マニュアル」も入手した。  
 【祝福行事の流れと説明】という項目を読むと、結婚相手が選ばれるマッチングを経て、約婚式・聖酒式から結婚式へと移る流れが説明されている。  
 《聖酒は、天と地と海を象徴する三種類以上の酒と、すべての万物を象徴する二十一種類の薬草から作られます。聖酒を飲むことは、真の父の心情、愛、血統、実体を分け与えられ、生命力を分け与えられることを意味し、血統的因縁が結ばれます。》

夫と妻がお尻を叩き合う「儀式」

 新郎・新婦のあいだで必ず行われる「蕩減棒」という儀式についても説明がある。バットのような棒で、夫と妻が3度ずつ、お尻を叩きあうのだ。  《臀部を夫婦で打ちあうことを通じて、絶対に再び堕落しないとという決意をする場でもあり、痛さは、悔い改めのチャンス》  だが、合同結婚式を経ても、夫婦がすぐさま同居できるわけではない。「40日聖別期間」という、40日間の別居期間が定められているのである。《神様と従的心情関係を復帰する期間》として、こう説明されている。  

 《神様を父として、息子、娘であり、お互いが兄弟姉妹の立場で心情関係を結ぶ期間です。従って夫婦生活の関係を結んではなりません。》  
 この間の性交渉は固く禁じられているのである。  マニュアルの最後にある《家庭出発》では、献金についての言及もある。  《誕生する子女は、神様から祝福された原罪なき神様の血統の子女》  《祝福を受けたことに対する感謝のあらわれとして神様に捧げる供え物が 感謝献金。天運が訪れます》  
 また《3.6億双マッチング祝福参加者注意事項》という案内には こう記されている。  《韓日カップルは、絶対に韓国の主体者(編集部注・新郎)の家に行かない事。車にも乗らないこと》《最初から、家庭の事情やK事情、今後の渡韓予定を詳しく言わないこと》  

 先の日本人の参加者が解説する。  
「主体者の家とは韓国人側の家族のことで、反対もあるのでトラブル防止のためと聞きました。K事情とは献金、寄付のこと。統一教会ではとても大事なのでその金額で揉めることがあるので、言わないようにとのことです」  
 
 この合同結婚式が統一教会に欠かせない重要な儀式であることは、2020年の会場内を見渡してもはっきりしていた。結婚指輪のカウンターには長い行列ができていたが、統一教会の創始者、文鮮明氏の言葉が記されている「天聖経」という分厚い著作が他の本とセット販売されていたことは見逃せない。  「天聖経は、日本で問題になった霊感商法で、1冊3000万円で売られていたこともある。合同結婚式は統一教会の大きな収入源ですが、それに参加して苦しんでいる人はたくさんいます」(前出・加納弁護士)  
 安倍元首相は首相になる前の2006年、合同結婚式も兼ねた統一教会のイベント(天宙平和連合祖国郷土還元日本大会)に祝辞のメッセージを送ったこともある。  山上容疑者の犯行により、にわかに統一教会の存在がクローズアップされてきた。捜査関係者が語る。  「犯行動機は事件最大のカギだ。山上容疑者やその母親と統一教会の関係は、徹底的な捜査が必要だ」(現代ビジネス編集部)

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岸信介(故安倍晋三がもっとも敬愛していた祖父)からの3代にわたる統一教会=勝共連合との深いつながりについては、この下のblogに記載しました。 なお、岸信介と佐藤栄作は、実の兄弟で、安倍晋三と岸信介は、実の孫子です。岸と佐藤と安倍はみな同一族の別姓です。長州藩(現山口県)の超過激派 で、天皇現人神思想(天皇教)による維新を行なった者の末裔たち。


統一教会系の雑誌「世界思想」の表紙を飾る故安倍前首相


武田康弘


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