来年のベートーヴェン生誕250年、すでに素晴らしいCDも出始めていますが、
演奏会の真打ちは、キャッチコピー通りの「とてつもない天才 」=コンスタンチン・リフシッツによるベートーヴェンピアノソナタ32曲全曲演奏会です。
なんと8つの異なる会場での演奏会で、大ホールあり小ホールあり、ピアノも各会場で異なりますが、そんなことはものともしないのが、恐るべき天才=余裕のリフシッツです。
すでに所沢ミューズの4番、11番、29番(ハンマークラヴィーア)の演奏会のチケット、ボックス席を入手、教え子の小学生も連れていきます。
他の日も検討中。みなさまもぜひ。リフシッツの自由さと深みは、他にかけがえのないもので、テクニックはありすぎ(笑)。
2年前のバッハ、イギリス組曲全曲、フランス組曲全曲、パルティータ全曲、すべて1日で全曲演奏を暗譜で弾きましたが、かつての天才グールドも美音のペライアも超えて、はじめて聴く多様で深く豊かで自由な演奏に呆然となりました。ファンタジーに溢れています(わたしが聴いたのは、所沢ミューズでのパルティータ全曲と東京文化会館でのピアノ協奏曲弾き振り)。西側とは異なる土着とモダンの融合で、これぞホンモノと実感。