つくられた目と表情の福山雅治さん
わたしは、福山雅治という歌手?俳優?が嫌いです。
不幸な日本人の象徴のように見えます。
どこにも真実がなく、すべて作られている目、表情、姿勢をしています。
心身の底からの自然な言動がなく、のびのびとした解放感とは無縁です。
学校や所属するグループで、なにを言いどう行為したらよいかを仕込まれて本音で生きられない子どもたちは、明るく屈託のない笑顔、生き生きのびのびとした精神が持ちにくいのですが、人は、その中で次第にウソを嘘とも思わなくなり、それが大人になることだ、と思い込みます。
そういう人々の意識(管理された時空でしか生きられないと信じ込んでいる)にピタリと符合する存在が福山雅治であり、現代日本人の不幸を象徴している、とわたしには見えます。
わたしは芸能人のことはほとんど知らないのですが、以前に、この人の顔をテレビで見て、ずいぶん「寂しい顔」をしているな、どうして人気があるのだろう思いましたが、いま話題になり、改めて彼を見たら、ああ、これは管理社会の象徴のようだ(本音が不明瞭)と感じました。
彼のファンは心の不幸な人なのでしょう。
いまほんとうに求めれられるのは、自由な心、広がる想像力、情熱、囚われない思考、豊かな感情、湧出する意欲、ではないでしょうか。内面を正直に現わす目と表情を!
武田康弘
(注)以上はわたしの直観(「顔は顕現する」ーエマニュエル・レヴィナス)であり、福山雅治という人の実態かどうかは分かりませんが、画面に写る像から感じたことを書いてみました。ファンには申し訳ないですが、熱烈なファンがいると同時に、否、と感じる人もいるわけです。芸能人は、イエスもノーもあることで成り立つ特別な職業です。
彼の目つき、顔つき、話しぶりがつくり出すイメージは、背後に上記のような意味で不信を感じる、というわけであり、それが彼の実像であると断言する証拠は持ちません。
わたしが、そう感じた、といのは紛れもない事実ですが、もちろん、それが誤解だという可能性もあるわけです。ただし、わたしの直観はいつも後で「正解」となりますが。
わたしには、内的世界の湧出ではなく【日本人の典型=外なる価値で自己をつくる人】と見えます。だから嘘なのです。仮面同盟の人。
> いまほんとうに求めれられるのは、自由な心、広がる想像力、情熱、囚われない思考、豊かな感情、湧出する意欲
まさにその通り!
深い洞察力に伴った貴重な記事です。