いままで20年近く、わたしは、サティ最大の作品「ソクラテス」を、デルヴォーによる世界初演盤(1971年)で聴いてきました。
サティの最高傑作とアナウンスされているのに、ほとんど演奏されることのないこの作品を、わたしは時々、思い出したように聴きます。
いま、「大学クラス」で、プラトンによるソクラテスの対話編『パイドロス』(ソクラテスの思想を知る上で最高の作品の一つで必読書。白樺教育館のソクラテス教室では、ほぼ10年おきに読書会で使用)をやっていますので、その第二部「パイドロスより」を先々週、皆さんにお聞かせしました(リピートして流しておいた)。
その時、この盤以外の演奏があるかと思い、検索。
すると、とても素敵な表紙の盤があり、直輸入なので時間はかかるでしょうが、アマゾンで購入しました。
それが昨日届き、聴いて仰天!!あんまり素晴らしい演奏なので、ドキドキ興奮しています。30分ほどの曲なので繰り返し4回聴き(夜中にも)、艶やかで、訴えかけ(表出力)の強い演奏(歌の意味を全面に出すルネ・レイホヴィッツの指揮)に聞き惚れ、参っています。ふ~~~。
でも、このCD、データが何もなく、録音年も記載なく、わずか32分の「ソクラテス」のみですが、解説もありませんし、CD盤にもデータが無記載です。Amazonにも記載なく、なんだか分からぬのです。オリジナルはフランス盤でしょうが、誰か分かる人がいれば教えてください。
デジタル リ マスターと記載されていますが、音質はとても鮮明で、かつききやすいです。
レイボヴィッツ・ディスコグラフィ(フランス音楽)
http://www.seikaisei.com/cond/leibwtz/disc_3.html(より転載)
サティ
「ソクラテス」
エコール・ノルマル、
パリ パリ・フィル
LP: ESOTERIC ES510
1952/05 ヴィオレット・ジューノー
ジャニーヌ・リンデンフェルダー
シモーネ・ペボード
アン・マリー・カーペンター
CD: El ACMEM130CD
よい情報、ありがとうございます。
52年だとオリジナルはモノラルのはずですが、デジタル処理で、広がりがあり、ステレオ録音に聞こえます。
鮮明です。
どうも、デルヴォー盤(EMI)の世界初録音という解説は間違いのようですね。