集団的自衛権行使の新3要件は、
緊急性があり、
他に手段がなく、...
必要最小限であること。という。しかし。
1837年のカロライン事件のとき、アメリカとイギリスの間にウェブスター見解という話がまとまった。それは、自衛権とは
緊急性があり、
他に手段がなく、
必要最小限であること。
そういうときには戦争しても良いという用件だ。
全く同じ3用件です。
ウェブスター見解以来、国際慣行法的には全ての戦争はこれに当てはまる。アメリカにとってはイラク戦争もアフガニスタン空爆も、広島原爆ですら、国際法的にはウェブスター見解の範囲内とされる。
つまり、自民党の集団的自衛権の新3用件は、何の歯止めにもなっていない。新どころか、200年も古い。
歯止めがあると、国民を騙しておいて日本はアメリカの戦争に切れ目なく参加する。それが自民党の目標なのだった。
以上は、泥 憲和さんの講演を弦巻 吉春さんがメモした文章です。
武田康弘
それは武器使用『旧』三要件です。
そして『ウェブスター見解』は『個別的自衛権』の行使要件ですので、【集団的自衛権】は行使出来ません。
ちなみに国際法で【集団的自衛権】の行使要件は、【ニカラグア事件判決】で示され、さらに言うと、【新】三要件は、全くその条件を満たしていません。
つまり【新】三要件は国際法に違反した内容です。