チョムスキーは、言語学の天才(生成文法・言語生得説は今では定説です)として知られますが、同時に、市民主権の民主政治を創り出すための方法の提唱と努力を続けてきました。
それは、長時間のドキュメンタリー映画と本により紹介され、大きな感動をもたらしました。合意の工場生産(日本での訳語は「合意の捏造」)により、人々は自主性を奪われ受動的存在として管理されてしまいます。
しかし、それに気付かずに、逆に理性ある判断をする者を排除しようとする悲劇が起きます。体制に合わせて生きること、批判者を排除しようとすることは、個人としても社会としてもマイナスにしかならないですが、疎外感や不全感を抱える自我は、人間性豊かな者を排撃しようとします。
現代人の不幸を超える努力を続けてきた21世紀の良心は、93歳となりましたが、いまもなお人間としていかなる考えと見方をすればよいかを具体的現実を踏まえて思索し、われわれの直面する課題に応えます。その姿勢と内容は、感動と納得をもたらし、現代に生きる多くの世界の人々を励ましてくれます。
ウクライナ問題をどう考えるか、ぜひ、じっくりと碩学の言葉=思考をお聞きください(クリック)
武田康弘
チョムスキーさん、日本の事を中国に敵対するアメリカ合衆国の「衛兵国家」とおっしゃっていますね。
「纐纈厚」さんが、アメリカは日本が中国のミサイルを吸い込む役目を期待していると言うようなことをおっしゃったと言う話にも通じているなぁと、思いました。
また今現在改憲に前のめりになっているのも、日本人全員がアメリカのために戦争に参加するのに、必要だからなのかもしれないと、思いつきました。
恐ろしい事です。