思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

豊かな輝きを放つ安藤美姫(スケーター)に感動

2013-07-09 | 社会批評

女性に「お人形」であることを求める人々、それを上手に誘導する役目を担うマスコミ。
組織に縛られなければ生きられない人々。
「個人」を恐れ、「日本主義」で固まろうとする弱弱しい男の集団=自民党や維新の会。ーー憲法も「日本国民は」という主語を、「国は」に変え、「天皇を頂くわが国」としようとする【どうしようもない人々】を跋扈(ばっこ)させてしまうわが日本人。

世界最悪の15年戦争にも、銀行大恐慌にも、恐怖の原発事故にも、「最高責任者」は責任を取らず、支配者階級は、なにがあって安泰の日本と言う国。まさに天皇教!(『恋知』の一章「天皇制ってなんだろう」をぜひご覧ください)

この精神風土の中で、一人で子どもを産み、すぐに復帰して、再びスケート人生を目指すと宣言した安藤美姫。その晴れやかで美しい笑顔が、今朝の「東京新聞」に大きく載っていました。実にすがすがしい!わたしは、愛と勇気ある豊かな女性・安藤美姫を讃えたいと思います。

かつて、荒川静香のスケートを見て涙したわたしは、再び、素晴らしい女性の存在を知り、感動です。

ひとりの人間として生きる覚悟をもつ安藤美姫にしてはじめて、震災のチャリティーに真実が通います。政財界の権力者たちとは対極。まさに「顔は顕現する」だな~と、新聞を見ながら思いましたが、彼女の言葉がまた素晴らしいー聞き手の「再び競い合う場に戻る怖さは?」に対して、「全然ない、人と競う意識もないし、点数を競う意識もない」と応答。

真に【実存】として生きる女性たちに対して、【団子】になり、【既成秩序】に従い、【保守主義】に固まる男たちの不甲斐なさ。覚悟のない人間にはまったく魅力がありません。

武田康弘

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