近代民主政のイロハも弁えないデタラメな政府が安倍政権で、この政権の独裁的思想と行為は、到底許されるものではありません。
憲法に一番縛られる立場の総理大臣が、憲法改定の音頭を取り、国会で堂々と主張する。常識も知らないあまりの傍若無人さ、夜郎自大のさまに、怒りは頂点に達する。日本はキチガイか病気の国家なのか。
正当性のない戯けた権力を振り回す安倍晋三には、開いた口がふさがらない。ほんとうに頭が悪く、かつ、民主政社会では許されない思想と行為だが、このしてはならぬことをする首相に対するマスコミの追求の弱さは、ニューヨークタイムスの元東京支局長の言う通り、民主制(政)国家では他にないテイタラクです。
野党の批判と追求も弱すぎです。ガンガン非妥協的に攻めなくてはいけません。安倍首相の言動により民主政の屋台骨が抜かれようとしているのに、妥協の余地などまったくありません。
また、米軍が、沖縄に巨大な新基地をつくるのに反対する人たちの民意を土足で踏みつけ、強引に自然破壊そのものの埋め立てを始める政府とは、一体、なんなのか。
自国の民を守るのではなく、米軍のために、自国の民を愚弄しイジメる政府は、存在価値ー存在理由がないのです。米軍と共に行う人権蹂躙の悪業としか言えません。
アメリカ海兵隊の訓練をする沖縄の米軍基地は、日本の国防には無関係なのです。海兵隊は、対北朝鮮とも対中国とも関係ない部隊です。米軍の兵士たちの利便性がよいので沖縄に拘るだけのこと。グアムでもテニアンでも全く問題はありません。
日本政府が、アメリカ政府に「普天間の撤退だけをお願いしたい」と申し出れば、アメリカ政府は応じるほかないのです。実に簡単なこと。
それによりアメリカは日本に不利なことは何もできません。アメリカは、日本が同盟国であることを絶対に必要としているのです。米軍の世界戦略にとって、日本列島は地理的に外せないのす。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員・国会職員に「日本国憲法の哲学的土台」などを講義)