思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ほんとうに愚かな日本。北方領土の返還など不可能なのがなぜ分からないのか?

2018-11-18 | 社会批評

日本は、沖縄のみならず、首都東京の制空権もアメリカ軍にあるのです。

北方領土を、アメリカ軍の支配下にある日本に返したら、米軍(あるいは自衛隊との共同)が軍事基地にするのは目に見えています。

ロシアの側に立ったら、そんなことをよしとするはずがないでしょう。返還などありえません。返還が不可能な状況をつくっているのは、日本です。

アメリカ軍に支配(日本全土の制空権は占領軍の支配がおわった後も継続)されたままでは、どうしようもないのです。

何の工夫もなく、妥協もなく、ただ北方領土返還を言うのは、言葉を失うほどの愚かさです。ロシアが気の毒(笑)



そもそも1945年にわが国はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏したのです。
日本の領土は、本土とその周辺の小島に限定されました。その中にいわゆる北方領土は含まれない、とアメリカが文書に記しています。歴然たる歴史の事実です。アメリカが、ソビエトに対して、参戦の見返りにスターリンに約束したのです。それを覆すのは、通常のやりかたー考え方では不可能です。
とにかく、敗戦で領土が今のようになったのだ、という歴史の事実を踏まえなければ、何も前に進みません。


武田康弘

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1 コメント

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Unknown (伊藤亮典)
2018-12-31 00:13:22
こんにちは。何より、サンフランシスコ講和条約で、日本は「(南千島も含む)全千島」の領有権を放棄することを明白に言明し、それをも条件にして、日本の国際法上の「独立」を回復が実現(現実には米国の属国以下の半植民地状態ですが)したのですから、今更南千島3島を返せなどと、サ条約を否定するかの如き蒸し返しをする資格などないのです。(例えその条約制定交渉の過程で、意に沿わない様々な経緯があったとしても)
この重要な条約を否定するかのような言動は、我が国の「独立」の国際法的基盤をも危うくする、大変深刻な問題だと思うのですが。
他国には「国際合意・国際法を守らないとは考えられない!」と激怒しているのに、自国はそれを平然とやるこの日本って?まことに恥ずかしくなってきます。

それと、ロシアにより故郷を失った人たちのことも慮れと意見を言う人もいますが、そうした「和人=日本人」の元住民に対しては慮ることの出来る人が、それ以前に、その和人の侵略により、即ち和人の暴力と詐欺により、その同じ土地を奪われた、北方の先住民族の苦難や痛みには全く思いを致す事が出来ないのは、不可解でなりません。自らの侵略の罪を真摯に反省することが出来ない和人=日本人が、一体どうしてロシアを批判する事が出来るでしょうか。歴史に対する無知も原因?
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