わが国が、
個人の精神的自立を前提にして、主権者を国民とし、社会契約の考えで国家をつくるという西側国家の基本思想を受け入れていないのは、
安倍自民党の「憲法改正案」を見れば一目で分かります。
「個人」という現日本国憲法の基本概念=言葉をすべて消去し、マスにすぎぬ「人」という言葉に変えていますが、これは、社会契約=主権在民思想を、根本のところで否定するものです。西側諸国の思想ー価値観とは原理が異なり、近代市民社会の民主政思想とはまるで違います。
安倍自民党の思想は、戦前日本の思想で、国体思想=靖国思想(日本的国家主義)といいます。政府による皇室の絶対化に依拠する【国家宗教】ですが、これは、天皇個人の思いや考えとは無縁で、家系の継続性のみを「神」とする日本主義の宗教です。
現天皇の明仁さんと皇后の美智子さんが嫌い、否定しているのが「国家神道=靖国思想」です。
西側諸国とは、根本的に異なる日本の教育は、世界のどこにもない『部活』=集団同調を自我形成期の子どもの心身に埋め込むシステムが象徴しています。
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武田康弘