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第二次大戦のヒトラーの恐怖とスターリンの全体主義による個人の圧殺
すさまじい時代を生き抜いた大作曲家ーショスタコーヴィチの交響曲全集を買いました。
ヤンソンス(今年も「ウィーンフィル:ニューイヤーコンサート」を指揮-3回目)による丁寧につくられた全集(録音は1991年~2004年)が、いまアマゾンで格安で入手できます。
10枚組で72ページのブックレット(英文他、日本語はない)付き、3400円です。音も優れています。
HMVでは1万円以上ですので、話題になるとAmazonも値上げになるかもしれません。お早めにどうぞ。
演奏ですが、ムラヴィンスキー直伝のヤンソンス、現代的にして正統です。
たとえば9番にはバーンスタインの名演がありますが、比較すると、ヤンソンスの表現が本来のショスタコーヴィチの音色・音楽だな、と感じます。
オーケストラは、ベルリンフィル、ウィーンフィル、バイエル放送交響楽団、オスロフィル、フィラデルフィア管弦楽団など多彩で、この違いも興味深い。
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武田康弘
コメントありがとう~~。
ムラヴィンスキー・レニングラードフィルは、1973年の初来日時に上野の文化会館で聴き、もう茫然自失で心身がどうにかなりそうでした(笑)。
わたしは、5番で驚きの体験をしました。息子のマキシムショスタコーヴィチ・ロンドンフィルの演奏(新星堂オリジナルの廉価盤)を聞き、あまりの解釈の違い、とりわけ終楽章の引きずるような異様に遅い演奏に、鳥肌が立ちっぱなしになったのでした。
これは、ずいぶん昔の事ですが、比較的最近になって、輸入盤が出ましたので、ぜひお聞きください。