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思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ソニーα用 ツァイス・ゾナー135mmF1.8

2011-09-10 | 趣味

2008年6月に購入し、3年以上使ってきました。レポートします。
ゾナー135mmF1.8は、デジタル時代にツァイスが放った超ド級の中望遠レンズですが、凛として立つ描写には、ただ脱帽するほかありません。
階調の幅が広くなだらかに明暗が変化することで得られる立体感、コントラストがよく極めてシャープなのに硬さがまったくない画像は、目の悦楽です。
ツァイスは、かつてコンタックスRTS用の135mmF2という大口径レンズを5群5枚でつくるという「離れ業」でカメラ業界を唖然とさせましたが、今回は8群11枚という贅沢なレンズ構成で、データ上の解像力とMTFも共にベスト。
透明感やヌケのよさはそのままに、開放から素晴らしい切れ味で、レンズ設計の進歩に唸らされます。対象の本質を赤裸々に暴くような精密描写ですが、実物よりも品位が高いと思わせる描写はツァイスの独壇場です。白が純白に写る美しさ!
単に技術的に最高というのではなく、対象をどのように見たいかーどのように写るレンズをつくるかという理念が明白で確固としているために、他に代えがたい優れた個性を持つのです。
わたしの友人をはじめ多くの方がこのレンズで撮った写真を見てソニーαに乗り換えましたが、ゾナー135mmF1.8はデジタル処理の時代でも「写真はレンズで決まる」を実証したと言えます。色純度が高く、【品位に優れる】とはどういうことかを分からせてくれる写りです。
恐るべきツァイス財団。

武田康弘
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