思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

かつて中国を侵略し大量に殺したので、今度は中国が日本に仕返しをしにくる!?と妄想する人

2015-10-21 | 社会思想

 大国同士の直接戦争などありえない=できないのが現代世界なのに、国連の五大常任理事国の中国が、経済大国である日本に戦争を仕掛けるー中国が攻めてくるというマンガのような妄想をもつ人が結構いるのには呆れ返ります。

 こういう妄想を利用して商売するのが安倍政権と経団連など死の商人たちでしょう。

 「戦前思想ー国体思想」の反省と廃棄をせずにいるために、かつて中国大陸を侵略し、数え切れぬほどの中国人を殺した過去の恐ろしい犯罪によるトラウマ(精神的外傷)が癒えず、その「自分の成した悪」の影に怯えるのでしょう。中国が攻めてくるという妄想は、自国の思想的反省をせずにいる日本人の「精神の不幸の再生産」の投影です。自分の悪を正さずに他に投影するわけです。

 哀れで、愚かで、罪深いことです。

  アメリカの原子力空母に乗り喜色満面の安倍晋三という名の「違憲総理」をいまだに支持する国民では、永遠に不幸です。幸福になれない日本人。つまらない顔して歩いている人々の群れではイヤですね。情緒音痴の尖り顔や、固くこわばった動作、作り笑い・営業笑いーしかできない日本人をチェンジしたいもの。精神の内からの湧出がない形式人間=外面人間では生きている意味も価値もありませんから。

 あなたの顔と動作は大丈夫ですか?(笑・失礼)



 武田康弘

※「戦前回帰」はわたしたち日本人の必読本だと思います。まだの方はぜひ。


  (1942年の天皇裕仁)

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9 コメント

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ひとりの力は小さくても (染谷博美)
2015-10-22 18:31:19
また、ゆっくりですが『戦前回帰』を読みながら‥知らずにいたことが多くあり、とても学びになっています。今の日本政府が何故、どのようにして戦争を仕掛ける国へと向かおうとしているのかがわかってきます。随分時間をかけて戦争する国へと用意周到に、一般の人々にわかりづらく、(一般の人々の中にも現政府、自公の違憲の酷い政策になびいている層もあるのでしょうか)進めようとしているようですが、私にはどう考えてもおかしいと思えるんです。自国のみならず他国の人たちにとっても、非常に残酷で危険過ぎると思います。人間の命を何故そこまで軽視できるのかと理解に苦しみます。これまで犠牲になった多くの人たちとその家族の気持ちを思うと、言語を絶する深いかなしみを覚え胸が痛みます。一国の総理大臣が過去の侵略戦争や従軍慰安婦のことを、反省どころかみとめておらず(国の責任について聞かれても一度もきちんと答えていない)正当化(美化)しようとしているとは異常であり危機的状態だと思います。この国が起こした戦争が、どれ程多くの自国他国の人々を惨忍なしかたで死なせてしまったか その事実と責任について総理大臣は一般的な文言でさらりとかわす(かわしているつもり)ようですが、こんなに大きな、国家的犯罪を一般化してこたえる(こたえになっていないですが)ことは国のトップとして許されることではないと私も思います。 タケセンが、ずっと指摘し続けている『次元の違い』がごたまぜになっているように思いました。 次元の違いの明瞭化や恋知(フィロソフィー)は日本でますます大切になってきていると思います。一個人として生きること、自分が思い感じることからはじまることは本来ならきっとごく自然なことなのでしょうが、「私」という個人を消去(実際は消せるはずのない)させ、人間を不幸にしてしまうようなダメ教育は、もういい加減やめないといけないと思います。
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きめつけは危険です。 (とろ)
2015-10-23 09:20:10
大国同士の直接戦争などありえない

私も無いだろうとは思いますが,だからって備えは必要です。
ちょっと前までふつーに英独や日米が戦争やってましたから,ありえないと決め付けるのはどうかと思います。
地震も津波もこないと思っていた人達もいたようですけどね。
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これ以上!? (武田康弘)
2015-10-23 12:17:27
とろさん、

日米安保で、今日でも沖縄のみならず、日本本土全部、もちろん首都東京も、制空権はアメリカ軍にあります。

米軍に日本を自由に使わせ、しかも5年間で1兆円の思いやり予算も出しています。

こういう状況でなおこれ以上の備えをするのですか???十分も通り越していますよね。

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その通りと思います。 (武田康弘)
2015-10-23 13:08:02
「一個人として生きること、自分が思い感じることからはじまることは本来ならきっとごく自然なことなのでしょうが、「私」という個人を消去(実際は消せるはずのない)させ、人間を不幸にしてしまうようなダメ教育は、もういい加減やめないといけないと思います。」

まったく染谷さんの言われる通りと思います。

いつになったら、「はじめの一歩」を踏み出すのか、
わたしの自由と責任による、という市民社会に生きる人間の基本さえ弁えない教育と政治では、個性や人権などただの言葉に過ぎないですね。
これがわがニッポンの現実です。
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已むを得ませんよ。 (とろ)
2015-10-23 15:03:14
そりゃ周辺環境が何も変わらなきゃそのままでもいいと思いますよ。
中国は軍事プレゼンスを拡大し,アメは縮小しようとしている。オバマさんもだいぶ強く出るようになりましたし,次でかわりそうですけど。
治に居て、乱を忘れずと言うではないですか。
環境は日々変わっていますし,アメにおんぶに抱っこというわけにはいきませんから,残念ながら対応は必要ですよ。
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ひとりの力は小さくても (染谷博美)
2015-10-23 23:12:59
タケセン、おぼつかなくみえるかも知れないけれど私は、はじめの一歩を踏み出しはじめてます。今の日本の社会状況の中で、世界中の誰でもが見ることが出きるインターネット上で、私の実名も住まいも顔もすべてあかして現政府の酷さに対する批判を「本気」で表明することは、まだこの国ではとても勇気のいることです。私個人に対する圧や反発、批判や冷やかな目、異議もあるでしょう。でも、対面対話での直接な話しには自分の責任で対応していくし、ネット上や実生活での悪口陰口の類いはスルーしてます。だってそんなことに気をとられていたら、私が思い感じることにつき、人生をよりよく生きていこうとする未来への道を自ら閉ざしてしまうことになるから。一歩進み出した途端、すっ転んであちこち怪我したりもしてますが、人間には治癒力があるから大丈夫です。多分、日本においては多くの人たちがそうかもしれない(違ってたらごめんなさい)けど、生まれた時から長いこと私の身近には、地にしっかり足がついて思考し生きてる大人はほとんどおらず、私も、子どもの頃の一時期を除きいつの間にか日常の忙しさと惰性の中に埋没して周りの傾向に同調して生きてきた経験をし、そこから抜け出そうとした時に初めて、これまで如何に、自分自身で物事を考えたり知ろうとしたり判断したりせず、外からの価値観に大きく左右されていたかに遅ればせながら気づいたんです。生活の中の具体の細かな事に取り合えずの対応したり取り合えず楽しむのみのつまらない選択ばかりで、自分が生きてる社会について殆ど何も知らず興味も持たなかったことは心身の健全さを著しく崩す要因のひとつでした。そんな生きかたしていたら、いくら少なからず何度かは私自身の思い感じることにつこうとしても何となく、身近にもある悪しき慣習のようなものに心身を引きずられ混沌として、周りの意見を聞いて納得して生きるのではなく人の言う通りにして、苦しくなりまた混沌とする、を繰り返してしまうだけ。家族や友人、他者の意見やアドバイスを聞くことはとても大切な事で私の日常生活には欠かせませんが、それを活かしたり判断するのはあくまで私自身です。生活のなかで、食事を美味しく食べたり趣味を楽しんだりおしゃべりをしたりがあって、社会の様子についてもしっかりとみる眼を養い自分の意見を言うこと、そのバランスの大切さにも気がついたんです。だって、社会のありよう・問題は、私たちの日々の生活・健康や命に直結している重要なことだから。ひとりの力は小さいけれど、よくするも悪くするも私たちひとりひとり次第だと思う。私は未熟者(多分ずっとかも)で知識も思考力も弱いです。だから私は哲学的思考力を鍛えることをずっと続けていくんです。それはたのしくて有意義なことでもあります。 仮名:対話力を鍛えて愉快に生活する会U+2049U+FE0Eでも始めようかなー いや~今はひとりだから、パクりと勘違いされちゃいますね、ずっとひとり だったりして(苦笑) 生きていれば日々いろいろな事があるし対応が大変なこともありますが(身が持つか?!笑)、心の眼はいつも前をみていよう、もし間違えたら直そう、時に失敗つまずきがあってもまたたちあがって確実に一歩ずつ進んでいきます。現在進行形ingー。私にとって容易いことではなく、それなりの過酷さが伴うことでも、こうして今を生き、一秒一秒あらたな私なんだと思うと、たのしくて生きているってすごい!実感です。 イブラギモヴァを聴きながら。
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貴重な証言を封殺しない為に (竹田真一)
2015-10-25 18:40:24
リンク先のサイトで、南京大虐殺は無かったという『参戦勇士九人が語る「南京事件」の真実』も見ました。証言と証言が矛盾する時は、証拠を重視すること、トリミングや偽造が無いかを、最新の技術で再検証することが大切です。
 菅谷さんは、DNAを最新の技術で再検証し、検察側の証言(鑑定結果の報告も含む)を破りました。久間三千年さんは、その機会を与えられず、死刑執行されました。ふたつの事例から、私たちは学ばなければなりません。
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Unknown (清水幸太郎)
2015-10-25 22:33:38
どうして一党独裁国家、中国をそこまで信用してるのでしょう?
大国同士戦争する意志のない国がどうして毎年フタケタの軍事費を使い続けるのか?南シナ海の他国の領海を横盗りして次々と航空基地を作り続けるのか?航空母艦を何隻も建造しつづけるのか?「大国同士の戦争は絶対ない」ってどうしてそんなに自信満々に言えるのでしょうか?常任理事国は攻撃しないって何の保証があるのでしょうか?日本は経済大国だから攻撃しないって全く意味がわかりません。軍事大国だから攻撃しませんだったら意味はわかりますが。
中国は「今は」メリットがないから戦争しかけないだけです。この先ずっと戦争を仕掛けないとは言い切れません。大概、戦争というのはふとしたことから始まるものだから。
アメリカの航空母艦に乗ってご満悦の安倍総理を叩いてましたが、天安門広場に戦車やらミサイル砲やらパレードしてご満悦の習近平の方がよっぽど醜悪に見えました。あと以前、その中国に家来連れて朝貢外交してた小沢一郎とかいう愚物は吐き気すらしましたが(今はそのポジションに韓国大統領がいますが)

戦争当時の中国(国民党)とどさくさに紛れて国をのっとった中国(共産党)は全く別ものなのに…
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これ以上はない証言です。 (武田康弘)
2015-10-27 11:11:37
第一級資料(リアルタイムで現場で書かれた日記)による証言は、有無を言わせぬものでしょう。
南京虐殺事件ー元日本兵たちの遺言ー日本テレビ
http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/9f1bec37ba1b3ce506c002047c4b38cc
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