人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

東京わが街

2015-11-06 17:46:46 | 詩的文章
東京…夢と希望の都…あるいは現代のバビロン…

東京には故郷が無いと人は言う

僕はここでどんなに裏切られただろう

どんなに幻滅を味わったことだろう

でも…ここをずっと離れてみて、思いは離れたことは無かった…

大阪、神戸、京都…何処へ行ってもそこは東京とともにあった

東京わが街…そう…ここをおいて故郷は無し

されど本当の姿は誰にも分からない…

確かに…見たまんまじゃない

旧街道筋、暗渠の跡…

僕はどっかで知っている…僕の中の東京

コンクリートで覆われた、未生以前の面影

それはあるいは…未だ現れたことがない…未来の記憶か…

ここは天国か地獄か

人それぞれの思いのままに彩られて、映し出されるそれぞれの東京色

それぞれに綾なす人生模様…

一体何が残され、何が消えて行くのか

何がこの身となり、何を手放すのか…

今日の僕は何色だろう

赤茶けた森の向こうに広がる東京暮色

永遠のひととき…

今日も隣で猫が鳴く…





































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