人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

蜘蛛の巣とタペストリー

2018-04-01 19:46:44 | 独語
私はホントに、ホントに人生というものを窮屈なものに、不自由なものにしてきた
"こうあらねばならない、そうしなければ成長出来ない..."
会う人、会う人から無言で、そう言われているような気がしてしょうがなかった...
テレビのコメントからも、街頭演説からも..."そうしなきゃあ、ダメじゃないかi"
"でも...何をしたらいいんだろう...人のためになること?...な、何、それ..."
何かをやろうとすると..."余計なことをするな"と言われたこともあった...
当然だろう...
私は自分でちっとも、やってて楽しくならないようなことをやろうとしていたのだ
この空回りの試行を変えようとしてみても...
思いのしがらみはどんどん複雑に絡まり、その蜘蛛の巣のワナに嵌まってゆく...
思いの重なりは心身の重さ、重圧に比例してゆくようだ...
自分の思いほど、思い通りにならないものは無い...

私は"以前の私は、こんなんで、今はこんなになりました..."なんてことを言うつもりは無い
何も変わってないのかもしれない...
変わろうと努力したことはもちろん、私の何かが変わったという印象も無い
相変わらずの自意識過剰、不安神経症気味...
でも...確かに何かが"変わっちまったi"ようだ...
この私自身は変わらなくても、私を取り巻くもののほうが...
タペストリーのように私を取り巻くもの、いや、どうやらそのものあっての私らしい...
こっちはジタバタしなくても、この基盤のほうが上手くやってくれる
いや、勝手にジタバタしたとしても...あの重さはいつまでも引きづらない
見えないけれど、地盤のようにどこまでつながっているのか分からない基盤...
私はこのものと地続きになっているのだ
思い、計らい、惑わされなくとも、自分の軸、中心のような基盤にあればいい...
そこに安心があるから...
"こうあらねばならない"ものよりも、"無くてならないもの"はここにある
これは確かに...あの重さの苦しみをイヤというほど思い知らされているから、分かることなのかもしれない...
あの思いの蜘蛛の巣が、どんどんその絡み、縛りから解き放つ、縦横に廻らされたタペストリーの基盤に思える
私の思いを超えたところで裏表の転換があるようだ...

人生は思い通りにならないものだけど...思いを超えて巡らされてゆく...




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