人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

風邪と記憶

2019-11-08 12:00:46 | 雑感
今、風邪でダウンしています。
年に一、二度こういうことがあるのですが、昨日、治りかけたものと勝手に判断して、一寸無理をしたら前より悪くなってしまいました。
それでも家で寝てなど居られません。井上尚哉のWBSS決勝は石にかじりついてでも見なきゃあ...
しかし、過去風邪でダウンした時に観た試合というのは、覚えているのは小2の時の、"名刀ムラマサ"関光徳がキューバの殺人パンチャー、S.ラモスに為すすべなく敗れた試合、大学4年の時の、"KO仕掛人"ロイヤル小林が、全勝全KOのプエルトリコのW.ゴメスに、空中遊泳させられたことなど惨憺たる結果で、何だかイヤな予感が過ったものなのでしたが...
果たして..."え、目尻をカットi...クリーンヒットで大きく顔を歪めてしまったi...ぐらついたあ、必死にクリンチ...パンチ入ってるのに、何故今までの相手のように倒れてくれないのだろう"...初めて観るシーンの連続で、夢でも見てるんじゃないかと思ったものです。
しかし、考えてみれば、今までこういう苦戦の展開が無かったというのが不思議なことで、これがフツーのことなのでしょう。
モンスターと言えど人の子だったということが分かりました。何故チャンスで倒しに行かなかったのだろう?、という疑問は残りましたが、何より優勝して良かったですね。
しかし...一向に体調はすぐれず...。

耳鳴りはいつもの"キンキン"したやつじゃなくて、"ブンブン"と空調の音みたいな鈍重な感じなのが続いています。
時々"どしん"とうんと圧力がかかったようなのが混じったりします。
それにしても、風邪でダウンした時の記憶というのは、結構覚えているものですね。
ホントにしんどかったことというのは、それほどでも無いのですが、この理由はどうも、思考力が鈍ってきて、何もやることが出来ず、否応なしに"自分と向き合わせられざるを得ない"からだと思います。
いや、向き合おうと思ってそうする訳じゃないので、この意味合いはただ床の中に自分を預けるしかないようなことです。
言い換えると、これが日常と異なって、より意識的にさせられているようなことなのです。
こういう意識状態が、過去、現在の時間感覚を超えて"身に覚えている"ようにも感じられてくるのでしょう。
そして、特に快方に向かってくる時の、あのむくむくと生命力が回復されるてくる感じ、又浄化のプロセスの、その例えようの無い、爽快感...
こういうのは、健常な状態では絶対に味わうことが出来ません。
何だか人生というのは、こうした状態の一つながりのようにも思えてきます。
少なくとも、人生の基底部分にはこうしたものが息づいていることが知られるのです。

おや、こうして書いているうちに、というか試運転のはずが、結構書いちゃってますねえ...
しんどそうでも、こりゃ大したこたなさそうです。ただ長いです。かれこれ5日間にも及びます。
皆さんもこのシツコイ風邪にはくれぐれもお気をつけ下さい。
引いたら引いたで別の楽しみもありますねどね...。
コメント
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