人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

YOU DON'T KNOW

2020-05-25 11:47:33 | 映画・音楽など
都内の緊急事態に伴う自粛も、今日にも解かれる運びになって参りました。
カラオケ店も約2ヶ月も閉店していて、ずっと歌うことが出来なかったのですが...
しかし...(You Don't know)あなたは知らない...私が都内某所の地下にある、"秘密クラブ"で誰にも気づかれずにこっそりと歌っていたことを...
"そういう音楽サロンみたいなところは自粛なの? (I Don't Know)知らなかった..."なーんて、解禁になっちまえば、自粛警察が何と言おうとそんなの時効だろう...
そこで、私はあなたの知らない、ラテンアメリカの秘曲の数々を歌っていたのです。それらはカラオケ店では勿論歌おうにも曲目が無く、音源を耳で聞いて楽譜起こしが出来るという、天才ピアニストの先生が居て伴奏してくれる、そこの店でしか歌えないのです。
ああ、私が大好きな「Pueblito Viejo」(南米コロンビアのワルツ)、「Ansiedad」(同ヴェネズエラのワルツ系の曲)が歌えるなんてi...夢のようです。
「あなたはホントに音楽が好きで、色んなところから曲を掘り出してくるんですねえ...」
「そうです、ラテンアメリカは名曲、秘曲の宝庫です。埋もれたままではそれこそ宝の持ち腐れです。だからヘタなりにも、こうして一部の間だけでも、"隠されていたものが世に顕れる"、という感じで歌いたくなっちゃう次第で...」
「そういうあなたならロックとかポップスとかは聴かないのでしょう?」
「イヤ、それが...」(あなたは知らない...)
上記の曲らは昔から愛聴していたので、その候補には上がらないけど、私の中での今年最大のヒット曲と言ったら、もう「ヘレン.シャピロ」の「You Don't Know」(邦題:悲しき片思い)にトドメを差すでしょう。
5、6歳の頃、リアルタイムで聴いた覚えもあるし、ずっと馴染みにしているメロディーですが、ちゃんと聴いたのは今年の二月が初めてでした。
ヘレン.シャピロって歌手、十代半ばでこの曲で英国のスターになり、まだブレーク前の「ビートルズ」なんか、前座扱いだったんですって...知らなかった...
この乙女チックな内容の歌、一寸こっぱずかしいのですが、そこでも歌いましたよi

この歌がヒットした1960年代初期の頃、日本は高度成長時代のまっただ中でした。
ひたすらに進歩、繁栄を目指し続けた我々の時代も、ついに本当の意味でこの年終止符が打たれてしまったようです。
一つの時代は終わった...この曲は親しみやすいメロディーであるだけでなく、そんな感慨も強くもたらされ、毎日のように聴いてしまいます。
イヤ、ホントはね...いくつになっても"胸きゅん"でいたいだけなんだ...So I Secret It Must Stay...(だから秘密にしておきたいの...)
過去はもう、二度と戻ってこない...でも、あなたは知らない...時代はどんなに変わっても、聴いて歌うことは出来る...
You Don't Know...oh、yeh、yeh...
コメント (2)
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