人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

大阪人は読んではいけないi

2020-05-14 12:01:50 | 雑記
先日、勤務先でつい、出てしまったのですi "あれ"がi
これは私の人生で、約20年に渡る関西生活の呪いなんです。
「10万円いつ、くれるんやろ?」
そう、関西弁。どうしてお金のことになると、つい出てしまうんだろ? それと瞬間キレてしまった時とか...
「なんやとおi 」と。...しかし何故か「アホッi」は出ても「ボケッi」は出てきません。
やっぱり、ネイティブな関西人でないというのは救い(?)なんだと思います。

思い返せば、社会人として大阪に出てきて、真面目に世間知らずの"お坊っちゃま"をしていた頃、その真面目さが裏目に出て、底意地の悪い大阪人の笑いのツボにハマるのか、散々バカにされたものです。
私が営業に廻っている時、お客さんからしょっちゅう「もっと、勉強せんかいi」と言われ、「はい、勉強不足で申し訳ございません。家に帰ってもっと勉強しますi」と答えたら、何で皆、腹を抱えて笑うのかさっぱり理解出来ませんでした。
その後私もちっとばかし学習もして、そう言われたら逆手にとって「はい。今度はもっと"値引きの勉強"しときますi」と、商売上手な大阪人の上をゆくよな交渉術を身につけるようになったのです。
その他、私はバカにされながらも、大阪人のヒートを買いそうなポイントが何となく分かるようになり、折りあらばリベンジを企てたのでした。
私は初めは大阪人と親しくなろうと、真面目に大阪弁をマネしようとしたのですが、そのギコチなさがかえって彼らには"こいつ、ワイらをバカにしよるi"と、取られてしまうのです。"良かれと思ってしてるのにい....くっそう..."
そこで...数人居る部屋で、開きにくいドアを前にした時とかやったのは、私はさかんに(真面目なフリして)「アカンi」、「あきまへんi」を連呼したりします。
すると大概彼らはフリーズしてしまうのです。何だかボケていいのやら、ツッこんでいいのやら、どう反応していいか、分からなくなってしまうようです。
あんまり何度もやり続けるとだんだん彼らのヒートも高まってきて...「お前、バカにしとんのんかi」とくる...
待ってましたとばかりに私は真面目な、健気に大阪弁を話しているよな態度を一変させ、バリバリ?の標準語で「いいえ、バカになどしておりません。コケにしているのですi」とやるのです。
"やばっ、全員こっち睨んでるi"...さすがに身の危険も感じるので、さっさとトイレかなんかに行くフリをして、逃げるに限ります。
で、ほとぼりが覚めた頃を見計らって...何ごともなかったように「いやあ、暑いですねえ...」とか又真面目人間になって言う...間違っても「暑いでんなあ...」と言ってはいけない、それと開かないドアのことには触れません。
そうすると、又もやフリーズしてしまったりします。どうも私という人間が不可解に思えてならないようです。少なくとも、私の真面目人間のメッキが剥がれてしまったのは確かなことでしょう。
この他、因縁の大阪人との戦いのネタは数知れずあります。
野球の話になると、相手も阪神ファンと決めてかかる大阪人。阪神フィーバーの時は散々コケにされたものでしたが...数年後、阪神が低迷していた頃、「あかんなあ(ドアのことでっか?)、又負けよったわあ..」と、話しかけてくるオッサン。それを呑んだフリして付き合う私。「今日の先発は"藪"でしょ? 巨人戦で三回投げて一回は勝つピッチャー...今日はどうかなあ?」「巨人は誰や?」「甲子園でここんとこ負け知らずの"斎藤マサ"」「アカンi(ドア?)、もうテレビ見んとこi」「まあ、あなたが家に帰った時分にはもう、終わってるでしょ、僕はさっさと仕事切り上げて、サンテレビ(甲子園での阪神戦を完全中継してる局)でも見ますよi」「何で?」「決まってまんがな、ワイ、巨人ファンですがな(と、突然の大阪弁)」そして、フリーズ...
いやあ、熱い人が凍りつくとこ見るのって楽しいですねえ...
久しぶりに「関西電気保安協会」のCM(最近は、"ある日突然、関西人になってた"、というバージョンがあるらしいですね。腹抱えて笑ってしまいました。このバカバカしさ、東京人にゃ、ちとマネ出来まいi)の動画見てたら、大阪のことが急に懐かしくなりました。
しっかし..."551"の豚まんが無性に食いたい...。
コメント (10)
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