地球の静止する日

もし、世界中の人間から思考機能というものが無くなってしまったとしたら...
多分その日は、”地球の静止する日”となるだろう...
多くの人が願い続けた、戦争の無い世界も実現するだろう...
だが、それは...その世界そのものが終わることを意味するのかもしれない？
戦争は人類の歴史とともにあった！
ということは、あらゆる人間の営みの集積である文明というものも無くなるのだろう？
文明？
誰にとっての？
文明が無くなってしまったらどうなるか？
それでも私は生きていけるのは確かだ！
朝が来たら、小鳥のさえずりと共に起きるだろう...
私が日本人だろうと、東洋人だろうと、男だろうと、若かろうと、年寄りだろうと関係ない！
ひょっとして...人間だろうと、鳥だろうと、猫だろうと関係ないのかもしれない？
今日も東から日が昇り、西に沈むだけだろう...
何が停止するというのだろう？
何が終わり、何が始まるというのだろう？
その日が人類にとって阿鼻叫喚の地獄となるか、夢に描いた地上天国となるかは...知る由もない！
人類って誰だ？
私はただ、生きている、生かされることを受け入れるしかないのだ！
”受け入れなければならない！”、ということでなく！
信じようと、信じまいと！...
もし、そこに幸福、安らぎがあるとしたら...
それが人類普遍のものとなるだろう...
何？...思考が無くなってしまったら、植物人間かゾンビみたいになるだろうって？
そうかな？...それは君が思ってるようなものでもないと思うよ！
考えてごらん！
考えなくても感じられるものがあるだろう？
誰しもが、いつだってそうであるようにね！
そうか！...そういうことを考えることもないのか！
感じてごらん！
考えなくたって...
私はここにある！
たとえ、世界が終わったとしても！...

イマジンだか、ヒマジンだか？...かくして、つかの間のジョン.レノンの気分は過ぎていった！
そして...”ア.デイ.イン.ザ.ライフ(人生のある日）”