ブログ路線が変わりそうだったのでライブスチームへ舵を切り直します。(笑)
先週末、年末に工場から運び出してベランダに置いたままだった機関車にやっと火を入れました。しばらく蒸気で動かしてなかったので機能的に問題がないかを確認しました。幾つか補修した箇所もあったのでその動きも確かめました。 やはり運転の腕が落ちており、バーナーの炎の具合が結構いい加減なままスタートしました。結果的には問題なく動いてくれたので一安心です。
ライブスチームの一番の弱点は、水回りのチェックバルブです。つまり蒸気などの逆流を防ぐ逆止弁のことで、高圧から低圧まで至る所に使われています。この中で一番トラブルを起こしやすいのは動輪軸で駆動し運転中常時ボイラーに注水している軸動ポンプのチェックバルブです。よくゴミや水垢でボールが固着して注水できなくなるのです。特に長期間運転していなかった場合はこの現象が顕著に出てしまうのです。 が、問題なく運転中も注水していたので一安心です。テンダー内の水取り入れ口に細かな真鍮メッシュを張っているのでゴミのトラブルはなさそうです。 場合によってはお輿入れも考えているのでこれで良しとしました。
ダミー配管をエポキシ系で止めているのですが、熱収縮の影響なのか外れやすくなってしまいます。これは数年ごとに補修が必要だなぁと毎回感じますが、お仲間はどのようにしているのでしょうか? 最近のライブスチームはHOゲージ的に精密な部品を付けるようになったので的確な接着方法を知りたいと思います。ロー付けか半田でやってしまうと分解掃除が難しくなってしまいます。
唯一の課題、汽笛弁への蒸気取り出し箇所のナットから僅かな蒸気洩れがやっぱり止まりません。汽笛を鳴らす時だけの洩れなので危険もないのでもうこのままにしておきます。(汗)
ピストンからのドレインも問題なく作動します。シリンダーからのドレイン、弁室からのドレインと切り替えられるのですが、どういう風に使い分けるのかちと分かりません。
ガス焚きに設定している現在、ガスを満タンにして50分近く動いていたと思いますが、昼飯を作ってくれた家人から「いつ食べるの?」と叱られながら運転してしまいました。
ボア15mmというアスターで最大の大きさのシリンダーの力はかなり強力です。力は出力は直径の二乗で効きます。 この機関車は力が余っているのでこのような試験運転程度では排気音は殆ど聞こえません。弁の開きを小さくして蒸気の膨張力を使うようにすると僅かながら音が出ます。慣らし運転している場合には邪道な運転になりますけどね。
昨年完成した Castle は慣らし運転が不十分で四気筒ということもあって手回しではかなり重いのですが、こちらはあたりも取れて軽くなっています。このレベルまで走り込ませなければと久しぶりにC622を動かしてみて感じました。大型機関車は動かすまでが面倒で運転する回数も減りましたが、これを機会に試運転回数も復活させなければいけないなと思いました。
さて、配管のズレを補修して試運転はお終いです。