しばらくぶりに書く気が出ました。 本日は今年度講義の成績表のまとめをせっせとやっていました。 色々あってカミ隠しが発生して慌てました。 正規の記入用紙が消えたのです。朝、下書きのためにコピーしたことは確かなのですが、突然消えてしまい手元に残ったのはコピーした一枚です。まさに紙隠しです。(汗) 提出物のチェックやら学科事務室とメールであれこれ頼んでいたので頭は久々のオーバーヒート。 ぶらりと成城学園駅の三省堂へ出かけて立ち読みして頭を冷やし、毛色の変わった本を買ったらちと落ち着きました。
「もの作りのためのやさしい機械設計」、ですが、名前と違って歯車設計迄進むとやっぱり難しいようです。歯で引っかけて動力を伝えているのではなく、なめらかに接しつつ動力を伝えるのが歯車、意外に高等な数学の世界のようです。 きっかけは我が鐵道にいるギアードロコです。
WM-SHAY は、縦型三気筒エンジンの力を前後方向に取り出して、その力をストレートベベルギア(すぐはかさ歯車)で90度曲げて動輪に伝えています。
CLIMAX は、動輪軸方向のエンジンの力をスパイラルギア(ねじ歯車)で90度曲げ、自動車のように車体中心軸を走るドライブシャフトに伝え、その力を動輪にスパイラルベベルギア(まがりばかさ歯車)が伝達しています。シャフトが全動輪と接するようにこの歯車が採用されています。また、模型としては艶消しとなる台車の高過ぎを防ぐ効果もあります。高価な歯車が使われていることを再認識しました。
「宮大工棟梁西岡常一・「口伝」の重み」 これは講義で喋ったこともあってあらためて読みたくて購入。やっぱり味のある内容です。プロジェクトマネージャーには必読の書です。
気楽な本をと思っていたのですが、結局いつものパターンになってしまうのは頭が固くなったようです。家人からまたもや一言ありそうなので帰宅後食事の下準備と自分のお酒の準備。正月の頂き物を開き四季桜・聖(ひじり)だったのでニッコリしていつもより多めに呑んだようです。 でも以前ほど呑めなくなったのは事実、こんなにきつかったのか聖。(汗)
まあとにかく、ちと疲れた一日になってしまいました。
あ、紙隠しはどうやら置いた場所から机とタンスの隙間に落ち込んでおりました。どう考えても見つからない場所だったのですが、ふと思いついて覗き込んだらそこにありました。人生の神隠しとはこのような偶然の産物かも知れません。カリカリしていると見るもの見えずになってしまいますね。