夕方から余震頻発で落ち着きません。体が四六時中ゆらゆらしているような感覚です。震度2,3が続いてこのような具合ですから、ましてや震災地の皆さんは息が止まるような感覚だろうと思います。一ヶ月経ったのでいい加減にしてくれと思うのですが、何ともならない人間の力です。
このような変な感覚から脱するには趣味かと、気を取り直して昨日の北裏鐵道運転会を記録しておきます。 地震で転がった英國主力機の整備が間に合わなかったのでお手軽ラジコン機関車 Katie にしました。 故障機はテンダーとつながったまま転がったので、連結バーが捻れバーナーの支柱が曲がったままです。テンダーに傷が・・・・・(涙)
久し振りに登場させました。前日受信機とサーボの電池を充電し持ち込みましたが、実はこの機関車にも地震の痕跡があります。
運転室のラベルに下にかじったような跡が出来てしまいました。隣に並べておいていたJNR B20 の何処かと擦れ合ったしまったようです。難しい色合いなのでちとショック。この色のエナメルか耐熱塗料があるのだろうか?
それはまた考えることとしてよく走りました。調整は完全では無いのですが、20数分周回していたので合格です。 課題はバーナーが強すぎるのか安全弁が噴きっぱなしになってしまいました。バーナーを締めながら様子を見ましたが、いいポイントを見つける前にガス切れになってしまい運転終了となりました。加減弁を開いたままでラジコン操作を最小にするよう加減弁の先に赤い中間バルブを設けてあるので運転時はここを回せば速度制御は簡単でした。
前オーナが色々工夫して遊びやすい機関車に仕上げてありますのでお宝の機関車です。その節は色々ご指導ありがとうございました。
ところで、再始動困難なのがガス焚き機関車です。 特にテンダーの無い機関車はボイラー近くのガスタンクが暖まってしまうので再注入が困難です。タンクをどう冷ますかに工夫を要します。寒い日はガスの気化が困難、暑い日はタンクに注入困難とガス焚き機関車は我が儘です。 やっぱりアルコール焚きが好きだなぁー。
自分のことばかりになりますが、例によって朝のスタートが遅いので全貌を伝えるのが困難なのはご容赦ください。一部事務局長Sさんの上手な流し撮りを拝借いたしました。
この日は櫻満開のせいか?早退者が多くて被写体も少ない日でした。 私の好みの機関車はこれでした。
仏蘭西國鐵のNORD、大変複雑なパイピングと外部の蒸気給気管が目立ちます。本物は世界トップクラスの熱効率を持つコンパウンド機関車です。こう見えても四気筒エンジンなのです。実物の外部エンジン弁装置はポペット弁だったかも知れません???
運転前に底部を見せてもらいました。内側低圧シリンダーが第一動輪、外部高圧シリンダーが第二動輪を駆動しています。第二動輪には内部シリンダー弁装置用のカムと軸動ポンプ用のカムが付いています。二組のエンジンを蒸気は直列に流れるのでその熱エネルギーを余すところなく利用するように設計されています。 が、現実には起動時には低圧エンジンは水ポンプになってしまうので安定走行するまでが大変です。低圧シリンダーには凝結水のドレイン弁の欲しいところです。 この日もなかなか走り出しません。 O氏は随分苦労していました。 まだ整備と走り込みが必要なようですね。頑張ってください。なお、この模型の外部シリンダーはワルシャート弁、内部シリンダーはスリップリターン弁であることが資料で分かりました。それでもうまく仕上げてあると思います。
しかし、このような貴重な機関車がよく出てきたものです。 あ、私も他人様のことは云えないのだ。(汗)
完全に趣味に徹して書いたのは久し振りです。来月の運転会も楽しく出来ることを願っています。