家人がしばらくいないので独身生活満喫できるかと思いきや仕事の課題が湧き上がりストレスが溜まってきました。昔のように呑んで発散も出来ないし、汽車旅するには大地震のトラウマでなかなか踏み出せません。 昨晩も呑んでる最中に携帯の警報が鳴ったので身構えてしまいました。 震源千葉北沖、南下しているのが気のせいであってくれと云うところです。
先日、目について注文した本がAmazonから今朝到着。「これはいい」ホッとします。
阿房列車は鐵ちゃんの尊敬してやまない内田百閒翁の軽妙な著作でありますが、文章が重いので万人が楽しめるものではなかったのかも知れません。 この随筆がまさかコミックで出版されるとは思いもよりませんでした。 仕立ても漫画本とは見えません。列車内でも威張って読めそうです。
百閒先生のことを自分のHomepageに書いていたことを忘れていたので追記。
阿房列車は、汽車旅必携の書として適当に手にしていくために書棚に数版集まっているのですが、これもまた持ち歩くには楽しそうです。窓鐵なる新語を勝手に造って楽しむ日々でありましたが・・・。
で、気になっているくだりはあるかなと思って三巻を開くとあるある。嬉しくなります。 佐賀県武雄市の年配には懐かしい後押し機関車の話ですが、武雄市の若い人達には忘れ去られてくず鉄同然になっているようですが、歴史ある蒸気機関車 C11のことを見直して欲しいと思いました。よろしくお願いします。佐世保線・武雄温泉駅となった現在ですが、当時は武雄駅、私の生まれ故郷の高橋駅を重ねると高橋 武雄 となります。 よっぽどペンネームいやハンドル名にしようかと思ったこともあります。(笑)
長崎阿房列車に我が武雄市のことがこんな具合に登場し後押し機関車のことが出ています。百閒さんは間違った理解をされておりましたが、かの人の興味を引いたと云うことは大変嬉しいことであります。
昭和28年6月の熊本大水害のタイミングで九州を旅していた百閒さんご一行が大雨に追いかけながら帰京できた僥倖もこの本で見るとよく分かります。 まあそんなこんなで断片的に記憶している文章をイラストで見るのも興味あることです。もう一つ 千丁の柳 が載せてあるといいのですが、これから捜します。
文章で読む場合と違って映像から来るイメージで場面が固定されるのがコミックの難点でもありますが、随所に本文が入れてあるので補完しながら楽しく読めそうです。 随筆を読んだことのある人が手にすると更に汽車旅の興味は高まることと思います。
この本を鞄に入れて近所を電車旅する気になるから不思議です。遠出するにはお仕事が許してくれません。本当は松本から長野へと回りたくなっているのですけど。
ついでに注文したデジカメ用のNikon P7000用ワイドコンバータも届いたのでその試写もやって来ます。 揺れないことを祈って。(汗)