からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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レンズ復活へ

2011年06月17日 10時10分27秒 | からくり情報

 うっとうしい梅雨空が続いています。原発事故も重なりいつもとは違う空気を感じてしまう最近です。 辞めると云って辞めそうにない薄ら笑う宰相もその原因の一つかも知れません。近年の国民の総意の顔であるので仕方ないと云えば仕方ないか。矜恃の定義が違っていそうですが・・・(苦笑)

上手く行きそうであった汚染物質除去装置も直前にトラブル発生。ホントかなと動物的に感じるのは長年の仕事病かも知れません。 上手く進まぬプロジェクト開発では、上手くいくように見せかけて土壇場に来てやっぱり駄目でしたと続くのが通例でありました。杞憂に終われば何よりです。

仕事も色々あるこんな時には気分を変えてと思う最近でありますが、地震以来閉じ籠もる気持ちが続きます。閉じこもりついでに部屋の整理の結果出てくるのが 「レンズ」。 フィルムからデジタルへの転換期ですけどメカニズムの極致であるカメラは蒸気機関車と同様に捨てがたく、懸命に維持しています。 しかしながらフィルムの使用頻度はめっきり減っています。 この結果、レンズの出番も激減したままです。

 片やデジカメ界ではマイクロフォーサーズに代表されるミラーレス一眼レフの登場です。パナソニック、オリンパス、SONY、更にHOYAペンタックスまで参入することになりました。 この結果、クラシックレンズの相場が動くという現象が起きているようです。先日の渋谷中古カメラ市で格安のデッケルマウントアダプターをゲットしたことで火が着いて手持ちのレンズをデジカメで再活用する努力が始まりました。 これなら投資する必要もありません。(笑)

Dscn0692

このレンズはデッケルマウント クルタゴン28mm レンズですが、数回使用したまま飾っていました。フォクトレンダー一眼レフのレンズが、パナソニックGF-1で常時使えるようになったことは画期的です。

ということでウチのレンズ群を見直すと意外にもデジカメに装着出来ないものは少ないことが分かった次第です。 もちろん創意工夫の面もありますが、物理的に無理だった昔の旭ペンタックス系レンズにはM42ネジアダプターを昨日入手したのです。 これで日本のみならず独逸、露西亜の古いM42レンズが蘇りました。使わなければガラス入りの筒だったのがハッとする写りを現代カメラに与えてくれるので嬉しくてたまりません。 受光素子がAPS、ハーフサイズ 等々なので写りの評価は難しいなど姦しく語る向きもありますが、死蔵するよりも使ってあげるのがずーっといいと思います。(笑)

一度此処で採り上げたレンズですけど数日前に撮り直してみました。

P1020269 退職記念に早田カメラでゲットしたコニカ60mm/f1.2という大口径レンズを開放で使いました。f1.2という明るさなので1/4000秒の高速シャッター値になりました。ブレはなさそうです。 白の花びらのフレアを見るとソフトフォーカスレンズと考えても良さそうです。(苦笑)

P1020268 同じ被写体をf4まで絞って撮るとご覧の写りです。同じレンズとは思えない結果になりました。写して気が付いたのですが、小蝿も見えます。これで1/1300秒のシャッター値でした。 カメラ任せの露出だったのでアンダー気味はご容赦下さい。

Dscn0743

今を盛りの西洋紫陽花を場所を変えて撮りました。 これから色が変わるはずです。多分。 こちらはNikon Coolpix P7000 正当なデジカメレンズです。

剪定しなかったので藪一歩手前です。

梅雨空ではすっきりした写真が撮れませんが、その雰囲気を写せるレンズは何だろうと思いつつ選別してみましょう。 ところで、現在デジカメで利用できない大物レンズはNikon Sマウントでありますが、手段はあるのでそのうちにと思っています。

ちょっとだけ汽車ぽっぽからカメラにシフトしていますが、忘れたわけではありません。

(6月20日 追記)

と云うことで汽車ぽっぽに乗ってきました。その話は次の記事にあります。同じ被写体を別のレンズで撮ったので自分の記録として載せました。

P1020316 上のレンズから10mm短いズミクロン5cm/f2 開放で撮りました。

P1020317 こちらは同じズミクロン5cm/f2をf4に絞ったものです。2絞り絞るとグーッと鮮鋭さが上がります。と云うか立体感が増してきます。 やはりLeitzの銘レンズと云われるものはいいですね。

ところでNikon Coolpix P7000のレンズバリアがまた不具合になりました。汽車旅の後、これで三度目、構造的な問題があるのではないかと釈明を求めたいと思います。