からくり出張所

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アスターホビーは今

2011年07月07日 10時43分09秒 | からくり情報

 仕事で近くまで行ったので町田まで足を延ばして某会合の場所を捜して遅い昼ご飯。その際、はたと思いついたのがアスターボビー工場見学です。 営業のKさんに連絡をしたところOKが出たので久し振りに鴨居まで行ってきました。 このところ鐵分が抜けていたのでちょうどいいビタミン補給になりました。 記憶していることをかいつまんで書いておきます。

工場は話題のチャレンジャーの試作?組立中でした。シンプルかつ機能的にという設計のようですね。これだけ大きなものになると値も跳ね上がるので如何にコストダウンするかも命題のようです。長いボイラーがロコタイプでなくC型ボイラーになっているのも宜なるかなです。 エンジンはEveningstar5MTで定評のあるピストン弁を採用したのとことで必須のドレイン弁もうまく考えられています。予約の皆さんお待たせしていますとのこと。 あ、私には関係ありませんけど。(笑) 一部写真を許可の上で掲載致します。

Dscn0936 BigBoyに比べると動輪二軸分小さいのですが、完成すると堂々たるマレー型機関車になることでしょう。興味を引いたのは排気管です。通常の単一ノズルではなくてSpamcanのような集合排気管に太い煙突なのでドラフト音は大きなものになりそうです。

Dscn0927

これで0.1kg/cm2程度で回った話が出ていましたが、エンジン効率は期待できそうです。電池式血圧計のポンプで回せるかも知れません。電池で動くライブスチーム、意外に楽しいかも知れません。が、ロスコー(置換)式給油器では潤滑が不十分になりがちなので邪道な方法ですね。

このチャレンジャー。どこかの運転会で目撃できれば何よりです。

Dscn0939

シリンダーブロックとドレイン弁の頭を写したつもりです。

さて、現在は松山の坊ちゃん列車でお馴染みのクラウスが生産ラインにありました。小さな機関車ですが、機能は盛りだくさんなので楽しめそうです。

Dscn0931 完成モデル?を組立中の様子です。或いはサンプルかな?ボス曰く、「一日で組める。」とか。 「それじゃ楽しめないね。」と言っておきました。(笑)

組む楽しみは3ヶ月以上は抱え続けなければいけません。

Dscn0929 小さな機関車なのでさすがに部品も細かいようですが、これらが誤差無く組めるのがこの会社の模型のいいところです。さて今回はいかがなものでしょうか? 部品個々を一通り拝見しましたが、小さなサイド水タンクがよく出来ています。小型ガス焚きは一回限りの運転が普通でしたけど水を補給できるのはいいですね。排気ノズルはB20とは違った形状で白煙を出す効果は残ったそうです。  試作品を分解したところで残念ながら組み上がったものがまだありませんでした。

弁装置は古典的姿をしているスチブンソン弁です。この弁は我が家の古株であるCLIMAXWM-SHAYでお馴染みの弁装置です。 あとはユーティリティカーを接続しておけば長時間運転が出来るようです。 そうそう単機でもガスタンクが二個に分割しているので燃焼も安定しているようです。 北裏鐵道で木曽森林鉄道の機関車が好調に走っていましたが、ノウハウが引き継がれているのでしょう。

これっていつから発送が始まるのでしょうか?

Dscn0938 機関車完成品はなくともクラウスと同時に出荷されるほぼ完成の二軸客車が出荷を待って並んでいました。これは伊予鐵道色だそうです。 あとは濃茶の客車がありました。 ちなみに日本では黒の機関車がよく出そうな感じです。 英國型にはまっている私としては黒よりもグリーンがいいなぁーと勝手に考えていました。この客車に先日の車軸発電機を付けようとけしかけましたが、さてどうでしょうか?車輪径が小さくて床下の余裕がないかも知れません。

回転半径も0.55mというのでLGB並みに狭い庭を回せそうです。電気軌道の上で両者を回せるとなると夢は広がります。でも車軸絶縁はなさそうです。(苦笑)

ところで 震災後の売れ行きが芳しくなく会社も大変とのこと、協力できる方は是非ともよろしくとボスからの伝言でした。

協力したいのは山々でありますが、年金生活の身にはちと辛いものがありますなぁー。(涙)

忙しい中を割り込んでの見学でありましたが、丁寧に対応していただき感謝いたします。地震の被災も結構あったようでしたが、昨日の時点ではもう感じられませんでした。更なるご健闘を祈ります。