今日は建国記念日、もとの紀元節です。神代の昔、神武天皇が即位したという日と云われています。イデオロギー絡みの姦しい議論はありますが、日本の始まりの言い伝えの一つとして浪漫を語るのもいいでしょう。戦前は権威付けのために設けられたようですが、国の起源の話の一つとして素直に見ておけばと思います。
昨日は昨年の7月末以来となりましたが、久し振りに真岡鐵道の蒸気機関車に乗ってきました。ライブスチーム模型だけだと物足りなく感じることがたまにあってそんな時は本物に接するのが一番です。ただ、昨日は三連休の中日とあって意外に混雑していました。三両の客車は下館を発車する時にはほぼ満席です。ただ、真岡、益子と有名どころで沢山下車するので適度な混み具合になって快適な汽車旅となりました。例によってNikon P310 と RICOH GXR+MOUNT A12に適当に古典レンズを持って出かけました。
(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
下館駅に早めに着くと蒸機編成の入替を見ることが出来ます。その動きを知っているとホームの最先端に位置取りをするのですが、二名ほど居るだけでした。ゆっくりと撮影、でも動画中心になってしまいました。
(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
そして蒸機編成はこの列車が到着して発車するまで退避線に移動します。
(Nokton 40mm/f1.4 f4)
前回はC11でしたけどこの日の機関車はちょっと小型のC12でした。大変綺麗に磨き上げられていたのでオーバーホール直後なのかも知れません。ワルシャート式弁装置、ギアは、中立状態です。ランボード上の箱は潤滑油ポンプです。
(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
客車の床からは蒸気が出ており、蒸気暖房であることが分かります。乗車していて心地いい暖かさでした。
(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
久し振りに見ると何だか綺麗になったような気がしましたが、子細は知りません。
(P310)
汽車を写すと云うより窓の外をボンヤリ眺めている時間が多かったのですが、連休とあってカメラマンが沿線に沢山出ています。
汽笛の音を聞きながらウトウトすると昔に戻ったかの錯覚を覚えます。
そしてこの光景は、終点の茂木駅の手前にある道の駅です。広場にずらーっとギャラリーが拡がっています。
(P310)
上下二枚の写真を眺めるとその雰囲気が分かると思います。様々な歓迎のスタイルを微笑ましく眺めておりました。
もちろん途中の要所要所にカメラが林立しているのは連休ならではの光景です。
(P310)
終点の茂木駅ではすぐに機関車の転回が始まります。乗ってきた乗客を楽しませてくれるイベントです。
蒸機が転車台に乗るのを待ちわびる乗客の皆さん。この時間帯は動画ばかり撮っていたので肝心の機関車を写すことを忘れてしまいました。駅舎の二階から眺めていましたが、寒いけどレイアウトを眺める感覚で全体の動きがよく分かりました。
(Summaron 35mm/f2.8 f4)
転車台で180度転回した機関車は、給水と石炭を均すため所定の位置に移動しました。これが終わると待機位置へ後進し、時間になるとホーム側の線路を大回りして客車の前方へ付くのです。此処でも全体が分かる写真を撮っていませんでした。(^0^;)
このあとはすぐさま折り返しの気動車で下館まで戻り、水戸方面の接続が早かったので常磐線へ向かったのですが、金町での事故の影響で途中長時間停車となり遅く帰る羽目になってしまいました。急がば回れでありました。